2013年4月25日木曜日

【2013/4/22】今日もシーンづくり


どうも、森です。

チラシ制作も校正作業に入り、公演2ヶ月前にもかかわらず緊張感の高まる日々を過ごしております。

さて、いよいよウォーリーさんからプロットが配布されました。
内容や意図についての手短かな説明があったのち、原作の中でプロットに関わりのある部分を音読していくところから稽古が始まりました。
これはネタバレになるかもと思いつつ、読んだ箇所は以下のとおり。
音読したのち、それぞれ自分の読んだエピソードにタイトルをつけました。
(これ、原作者の福永さんをはじめ、『星座から見た地球』を読んだことのある人にとってはなかなか興味深いワークなんじゃないでしょうか)

10P
A:怪文書
B:ラヴレター
C:涙の理由
D:郵便屋

88P
A:たん生日

84P
A:引越
B:散髪
C:紙飛行機
D:だれがかいたの?

23P
D:問いかけ

29P
C:不思議なシミ
D:おさがり

118P
A:腕時計(バス停)
B:初デート
C:バスの降車ボタン
D:バスへのお願い

ひと通り出揃ったところで、今度はウォーリーさんがピックアップしたエピソードを2人1組になって約1分のシーンとしてつくってみます。
以下、ウォーリーさんからの指示です。

「日常の断片、状況とか状態とかそういうもの、もしくはテーマに対して演出的なアプローチを示してください。起承転結は全然なくていいし、ストーリーもなくていいです。服とか小道具が使えれば使ってみたりしてください。C.T.T.でやった連鎖の方法を引き伸ばした感じで、1分半くらいダラダラできるようにつくってください。1分やって、クロスフェード的に交代して……という具合に順番に発表してもらいます」

<グループ分け>
たん生日:きく、うらせ
バスへのお願い:かなえ、さえ
怪文書:でん、がくりょう
引越:いまぎ、ヤコ
おさがり:てい、さち





カメラを向けるとすかさず反応するていさん
(サボってるわけじゃないんですよ!あえて言うけど!)
記録動画はこちら→ http://youtu.be/Lv4H1zGFy6s

ウォーリー「今の、覚えといておいてください。多分使います。もっと他の人の動きを真似するとか、関わっていくとか、そういうのがあるといいですね」
「じゃ次は3人×3チーム+1人でやってみましょう」

不思議なシミ:うらせ、がくりょう、さえ
郵便屋:さち、かなえ
紙飛行機:ヤコ、てい、いまぎ
腕時計:きく、でん

記録動画はこちら→ http://youtu.be/vPgrqH_IDd4

<振り返り>
ウォーリー「さっちゃんとかなえさんのところは関係性が面白かった。ヤコさんたちの紙飛行機は紙つながりってことで面白かったし、何か使うと思います。これはどういう意図でつくったの?」
ヤコ「大きな紙飛行機に3人で旅をしている様子をやりたかったんです。全然ちがうものになっちゃったけど。みんな病院にいる子どもだから、空想のなかで旅をするっていう」
ウォーリー「おおお、なんか素敵やん!」
ヤコ「でもそれはできなかったから、3人が紙飛行機になって飛ぶっていうことになった。エッセンスとしては、紙飛行機に何かを乗せて飛ばしたかったし、わたしは自分が紙飛行機に乗りたかった」
ウォーリー「それなら病室から紙飛行機を飛ばしているひとが必要だったと思う。まあ、何にせよ使えると思います」
きく「うちは人間とバス停っていう組み合わせからスタートして、だんだん2人とも時計の針になっていきました」
ウォーリー「うんうん。最後のは?」
がくりょう「壁かモノにぶつかるとシミになるっていうのを身体でやってみました」
さえ「最初はそれをみんなでやって、それが徐々に個々の動きになっていくようにしてみたんです。最初はひとつの地球外生命体なんだけど、最後はそれが別々の個体になっていく…という感じで」
ウォーリー「別のシーンとかに発展しそうな感じはした?」
さえ「変な姿勢から展開するとかはできそう」
がくりょう「ひとにへばりついたりしたら面白いんじゃないかなと」
ウォーリー「あ、面白いじゃん。ちょっとやってみてよ。でんさん、ちょっと歩いてみてください」

というわけで、歩くでんさんにへばりつく謎の生き物およそ3匹。
いい感じでした。
(笑っていたら写真を撮りそこねてしまいました。すみません)

それでは以下、次回への課題です。
①今回やったことを広げてみて、自分対全員でのシーンを考えてくる。次の稽古の最初に振り渡しをします(持ち時間はひとり7分!)
②関係性、そのひとの立ち居振る舞いなど、人間観察をしてくる。町で見ていて何考えてるか分からないひと、気になるひとを見つけて発表する。

次回は水曜日。みなさん、課題の発表楽しみにしています!

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