2013年4月4日木曜日

【2013/4/1】今回は動画祭りです


どうも、森です。
今週の稽古から、呼吸らは6月の本公演に向けたクリエイションを始めました。
まずは先週出された課題を発表するところから。

【先週の課題発表!】
課題:何だか分からないものが主役のシーンをつくろう!
〜発表にあたってチーム分け(1人のひとは1人で)。30分ほどの時間で短いシーンをつくっていきます〜

①ヤコさん
②岩崎チーム(岩崎さん・ようこさん)
③ていさん
④岳良チーム(岳良・今木くん)
⑤かなえさん
⑥菊池チーム(菊ちゃん・浦瀬さん・さっちゃん)

〜ヤコさんから発表…。発表の後みんなでモチーフを当ててみて、どうしてそれを選んだのか等の経緯や感想をシェアしていきました〜

①ヤコさん:小鳥と女の子
(動画:http://youtu.be/N-4Ssl4ZMmw
ヤコさん「木の穴から外を見る首の動きが面白いと思って、そこが出発点。その動きに朝起きたときの女の子の動きを重ねたら面白いかなと」

②岩崎さんチーム:桜の花びらと友達
(動画:http://youtu.be/97pQ9SqNDmo
岩崎「さくらの花びらをやりたいと思ったのと、人と人じゃないものが友達になる様子をやりたいなあと思ってつくりました。最初は桜の木と人間なんですけど、手紙を読んだ後には喧嘩した友達どうしに変わるっていうふうに打ち合わせてやってみました」
ウォーリーさん「ようこさん、やってみてどうでした?」
ようこ「なんか泣けちゃう、と思って」
一同爆笑
ようこ「でも、あんまりそれを出さない方がいいって言われて」
岩崎「というか、直接的な言葉では表現してほしくないなと思って、そういうオーダーを出しました」

③ていさん:時
(動画:http://youtu.be/qR6MJos9R-c
てい「ああいう(必ずしも人間ばかりが主人公とは限らないような)文体で自分も何か書くとしたら、こういうのを書くやろうなと思ってやってみました」

④岳良チーム:干されている靴下
(動画:http://youtu.be/gu9Rx_gn29w
岳良「本の中に出てくる人じゃないものって寂しいなと思って、靴下っていろいろな目に遭うし、やるせなさみたいなものが出たらいいなと思ってやってみました」

⑤かなえさん:パソコン
(動画:http://youtu.be/lQOi1QGvVNY
かなえ「パソコンって起動したときとかネットにつないだとき、時間かかってるあいだ「何してんの?」と思って」
ウォーリーさん「まあ、だいたいみんな分かったよね?」
森「動画を撮っていてかなえさんの持っていた紙に書かれた字が読めなかったので、ちょっと動きだけでは分からなかったです」
ウォーリーさん「ああ、確かに文字で分かったところはあったかも」

⑥菊ちゃんチーム:池
(動画:http://youtu.be/L3_yv0hnJP4
菊池「本を読んでみたら「蛙飛び込む水の音」的な世界観を感じて、そのへんの池に行って池と会話してきたんですけど、それで水が落ちたりしたときに笑ってるみたいな気がして、逆に夜とかは誰も来なくて寂しそうな気もしたりして、そういう池の気持ちみたいなものをやってみようと思いました」

ウォーリーさん「CTTでは子供を演じるってことをやったわけですが、その成果として<子供を演じる>ことではなくて、<(「子供」という)状態をつくる>っていうことがポイントなんだとわかったので、今後それを念頭にして進めていきたいと思っています。で、そういう意味でもいわゆる擬人法的でないやり方でやっていきたいなと思っているんですね。それをふまえて、今日はもうちょっとクリエイションの作業をしていきましょう」

〜再度チーム分け〜


①浦瀬さんチーム(浦瀬さん、ヤコさん)
②かなえさんチーム(かなえさん、ていさん、菊ちゃん)
③岩崎さんチーム(岩崎さん、ようこさん、さっちゃん)
④岳良チーム(岳良、今木さん)


ウォーリーさんからのオーダー
「さっき言ったみたいに、<あまり擬人化しない>ということを大切にしてつくってみてください。ようこさんたちのチームはアイディアが出てきにくいようだったら、さっきの<関係が変わっていくことで何者なのかも変わっていく>っていうのを出発点にして考えてみてください」

〜発表。お互いに想像を超える(超えすぎ?)アイディアの連続で大変盛り上がりました〜

①浦瀬さんチーム:子と母
(動画:http://youtu.be/nlUESw3FeQA
浦瀬「わかりやすくてすいません」
ウォーリーさん「いやいや、決して分かりやすくは……ちょっと説明してください」
浦瀬「子供がひとり家にいて、お母さんが買い物に行ってて家にいないので、ミルクティーをパックから直接飲んだりしたらこぼしてTシャツを汚してしまって、それで二階の自分の部屋に上がってタンスからお気に入りのヒーローのTシャツを出して、そのヒーローを妄想の中で演じて、ヤコさんにはそのヒーローを頼る弱い者をやってもらって、最後には友達が来たのでお母さんに呼ばれて階段を降りる、という感じです」
ウォーリーさん「面白いんですけど、Tシャツを出してからヒーローになるくだりはやっぱり見ている側に確実に伝わるかといったら、ちょっと分からないですよね。それと、ヤコさんが最初はお母さんなのに途中で別の人になって最後またお母さんになるというのも、声を変えるとか変化をつけないと分かりにくいと思います。でもアイディアとか身体の動きはすごく面白かったです」

②かなえチーム:コンピューター
(動画:http://youtu.be/cWuxQuPf9qA
かなえ「菊ちゃんはwordです」
ウォーリーさん「え、word?」
菊池「この動きをしているときは文字を変換していて、こうしているときは打ち込んでてて……」
かなえ「ていさんがネット君です。で、私がEメールです」
ウォーリーさん「え……あの、ぶつかってたのは何だったの?」
かなえ「あれは文章をもらってるんですよ。データをもらうために、菊ちゃんの後ろをついて回ってました。で、さいごはいろんなことをやりすぎて、フリーズしてシャットダウンしちゃったんです」
ウォーリーさん「……うん、そっか、わかった」

③岩崎さんチーム:お絵描き
(動画:http://youtu.be/CJnRGnCZW70
〜みんなで当ててみる。惜しい回答はあるものの、なかなかヒットせず。答えは「お絵描き」。岩崎さんがペンとなり、さっちゃん演じる子供の描こうとするものを、ようこさん演じる画用紙に描いていたのでした〜
ウォーリーさん「ああ、なるほど。オチもあったし、関係性ができていて面白かったですね」

④岳良チーム:靴下
(動画:http://youtu.be/w4hry-RM6zE
〜ふたりのエネルギッシュな表現にみんな爆笑〜
ウォーリーさん「100パーセントみんなに伝わったと思う、なんか説明したいことある?」
岳良「今木くんが足と靴下の別れをやりたいっていう意見を出してくれて、そこから感情のやりとりをやろうということになって、洗濯機の中での靴下同士のやりとりをすることになりました」

ウォーリーさん「やっぱり一回目より二回目のほうが、さっき言っていた僕のやりたいことに近づいたというか、発想が自由になってきたなあと思いました。で、来週なんですが、『星座から見た地球』からの抜粋テキスト(配布)をもとに一本つくってもらおうかなと思います。まあアンサンブルでやった方がいいかなと思うので、今ざっとチーム分けをしますね」

a:伝さん、菊池さん
b:ていさん、浦瀬さん
c:岳良、今木、ヤコさん、ようこさん
d:岩崎さん、さっちゃん、かなえさん
※呼吸らのみなさんへ。稽古終わったあとにaとbに変更がありましたのでご確認ください。

ウォーリーさん「この文章をつかってもいいし、モチーフだけを借用してもいいです。擬人法的にならないようにつくっていって、途中から何かに見えてくるようにつくってみてください。まあ難しいかもしれませんが、やってみましょう。それが来週までの課題その1で、もうひとつはこの本から受ける印象をできるだけたくさんの言葉にしてきてください。紙に書いて、それをホワイトボードに書き出したりして、少し本の解釈的なこともしていきましょう」


この日はここで終了。
相変わらず奔放な想像力を発揮する呼吸らのみなさん。予想だにしない数々のアイディアにウォーリーさんも困っているような楽しんでいるような様子でした。



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