2012年12月24日月曜日

ダンスの発表、1月のテキスト


まず最初に、ダンスの発表

でんチーム
岡田チーム
緑川チーム

上記のチームで、それぞれに踊ってもらいました。
2回目は、再度踊って貰って、同時に踊りの説明をリーダー(振付家)からしてもらいます。
その説明を聞いてダンスを見ただけの状態で、踊る事が出来るのかどうかの実験です。
コンセプトは、どういった言葉で俳優は踊ることが可能なのかを感じてみること。
もちろん、照れ笑いなどは、NG。失敗が多いですから。
+++



実際にやってみて、かなり戸惑いながらも、何とか踊ってみたぞ!といった印象でした。
===
ウォーリー質問
・客観視ができたのか(自分の身体の特徴がわかったのか)
・誰のものが踊りやすかったのか?

参加者回答
・緑川チームはやっていて楽しかった。動き自体に具体的なストーリーがあった。
・自分は身体が柔らかいと思うが、ジャンプ力などはなかった。
・がくりょうチームは、弾んだ。楽しかった。
・ストーリーがあると、つぎに何をすれば良いか、分かり易かった。
・がくりょうのは、分かり易かった。振りが覚えやすい。イメージがあるから。
・でんチームが、やるのも見るのも楽しかった。
・やりやすかったのは、がくりょう。それはストーリーがあって、決められた動きが特になかったので。岡田チーム
・でんチームがやっていて良かった。自由だった。
・僕は曲線の動きが苦手です。
・全部楽しかった。岡田さんの振りは、やりこむとかっこいいと思った。
・私は、三半規管が悪い特徴があります。
・岡田さんチームは、前後左右みやすくて、楽しかった。
・がくりょうチーム楽しかった。でんチームの、ゆっくり空を飛ぶとか、自分が不得意だと気づいた。もっと自由に空を飛びたかった。
・すぐに身体に落とし込めない、わかったつもりでも、実は身体が動かない。
・肩の骨格がゆがんでいる。右肩が下がっている。
・思っていることができない、飛ぼうと思っても、身体がついていかない。それに気づいた。
・股関節が硬い、あまりジャンプができなかった。
・緊張すると、右手と右足が一緒に出てしまう。
・私は斜に構えるくせがある。ポーズを決めてしまう。よく言えばセクシー路線。でも普通が出来ない。
・伸びる動きが得意なはずなのに、実際は伸びないジレンマ
+++
前回と今回の練習を経て、共通項などあるか?
・みんなイメージはできるが、身体がついていかない事が多いと思う。
・イメージの先が勝負な気がする。どう克服すればいいのか。
・頭の中でイメージしているリズムを出しているのに、実際はそうじゃない。
・音に合わせているつもりが、ずれている
・点と丸があった方が、息がしやすい。曲調が変わる方が、客目線で納得しやすい。どこに点と丸を入れようか迷った。
・緩急があった方が見やすいことがわかった。勢い。
・リズムとテンポがあると、やりやすい。話す時も踊る時も。
・音楽に合わせて踊る方が良いのか、みんなと合わせるのが良いのか迷った。
・前回は、言葉からニュアンスを削って行った。今回は、ストーリーやニュアンスを取り入れた方が面白く見えることがあるんだなぁと思った。日常の所作など。対極なものを、互いに引っ張り出した方が面白いと思った。意味と無意味。といった話。
・月光は意外だった。あんな深い物語があったなんて。
・ベートーベンが月光を作ったのは、盲目の女の子に月の光を説明するため?

俗にいう、体内リズムはあったのかどうか。

+++
ウォーリーまとめ
・イメージの共有がしやすいものとし辛いもの。しかし、共有し辛いものを、沢山した方が面白い場合もあるんじゃないか。俳優は、物語や意味で共有しやすいのかもしれない。しかし、もっと違うもので共有をしていく素地を作っていくと、良いんじゃないか。路上パフォーマンスでやった集団行動は、おそらくイメージ共有がしづらかった。物語も台本もないから、難しかった。集団行動をより良くするためのヒントが、きっとどこかにあったと思う。
・点と丸。気になる。このことを追求しても良いかもしれない。音楽でいうところの休符かな? ここからテンポやダンスとして気持ち良い事を考えていけるかもしれない。
+++

最後に、1月に行うテキストの発表。
小説:福永信「星座から見た地球」
*12箇所のシーンをピックアップ。

12シーンを、四チームで演じて行きます。
CTT作品は、6月本公演の冒頭30分を目指します。



しかし、戯曲候補もあります。
候補:「友達」、「ゴジラ」、「ゼンダ城の虜」、「令嬢と召使」、「女中たち」

ちなみに、「星座から見た地球」をやってみる点で、以下のルールが課されました。

絶対ルール
・作品は10分以内
・3つ以上の話を使ってください。
・板付きで始めてください。ではけ無し。
・既製の音楽はNG
・小道具は、子供の遊び道具を使うこと。
・マイムはNG。無対象の見たてはダメ。
・自分たちの子供時代のエピソードを入れて下さい。できれば本当の。
→子供時代の共通イメージがあるはず。それを6月にやりたいと思っている。

選択ルール(2つ以上セレクトしてください。全体に適用される。
・セリフは全体で一言だけ。
・観客を巻き込む
・録音してきた音・声を使う。
・動きのルールを作る
・呼吸音(生音)を使う
・ほぼ動かない
・ほぼ止まらない

以下チームわけです。
・岩崎・関口・菊池
・がくりょう・YAKO・栗脇
・今木・浦瀬・岡田
・てい・堀川・伝

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担当から皆さんにMLした文章を少しだけ以下貼付けておきます。

まず、この著作が出た時の、出版社サイトから、著作の紹介文です。
「この小さい光があれば、物語は消えてしまわない。はるか彼方、地球のどこかで暮らす子供たち。彼らの日々にあふれる小さな喜び、驚き、恐れ、そして悲しみ。奇妙な、でもどこか見覚えのある場所で、小さな物語たちは不意に途切れ、思いがけず繰り返される。やがてその輝きの一つ一つが、星座のようにつながっていく――。忘れがたい世界へといざなう、野心あふれる長篇小説。」

次に、この本の感想がわかりやすく書かれたブログです。(必読かも!)
http://d.hatena.ne.jp/bubbles-goto/20110816/1313430037

こちらは、この本の書評です。
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2011071704566.html
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/324731.html

2012年12月17日月曜日

言葉から意味を剥いで、音にする稽古

参加:11名
欠席:栗脇、関口

まず、各チーム毎に発表。戯曲をチーム毎に割り当てられており、それぞれに3分程度の短いシーンを発表して貰うという稽古です。セリフは必ず覚えてくるように指定されています。

前回テーマ「リズムを大切に」

セリフの意味内容よりも、セリフが持っているリズムやテンポをたいせつして欲しいというウォーリーさんの指示があったので、それを踏まえての発表となりました。

料理昇降機チーム:浦瀬、伝
ウォーリー感想(演出)
・浦瀬さん:目線が泳いでいる。視線を前にしましょう。聞く時は顔を見て、話す時は顔を前に。顔が動く時は、無音。最後の方、抑揚がついている箇所、前回のエルビス踊りをしながらお願いします。身体は8ビート、声は和のリズム。
・伝さん:セリフの後半ボリュームが上がって行った。声量を全体的に落として欲しい。その方が観客は聞く。浦瀬さんが話す時は、客を見てください。新聞動作、止まる、その緩急のメリハリをつけましょう。

農業少女チーム:岩崎、岡田、緑川
ウォーリー感想(演出)
・三人の関係性を教えてください。→俳優が答える。この段階では親子との事。
・声量と身体の動きの統一をしましょう。何か一つの連動のルール。
・三人棒立ちでやっていたけれど、平面移動をして、サラウンドシステムの意識を持ってやってみて欲しい。リップスライム等、3、歌いながら立ち位置を考えている。その辺りを考えて、物語の関係性が出てくるとベター。横向く必要は無い。

建築家の猫チーム:ミチル、堀川、関口
ウォーリー感想(演出)
・あんまりテンポが良いとは思わなかった。動きは現場維持で。輪唱、ハーモニーで気持ちを作って行くのは良い。今のだと、観客は意味を取ろうとする。今現在は、テンポ重視して欲しい。実際にやっている二人が、セリフを聞きあっているような気がしなかった。即興で聞くことを重視して、テンポ重視して欲しい。

田舎町のアネクドートチーム:菊池
・長セリフをすべて母音化、それを元にメロディにしました。携帯の録音に入っています。

ウォーリー感想(演出)
・今この場で、生でできるように練習してきて下さい。

失われた時間チーム:Yako、今木
リズムに乗ってセリフを言うパターン。
ウォーリー感想(演出)
・身体でリズムを刻まない。セリフを完璧に覚えてやってみてください。

1回目が終了し、各チーム個々に練習。そして、すぐに2回目の発表。

料理チーム2回目
感想(演出):ぼやき漫才を意識してみましょう。もっとメリハリ。目線を意識して。NGKを意識、広い場所。顔移動の可動域をくっきりと。ダンスも急に激しく。踊り始めてから喋るぐらいでも良い。伝さん、聞こえる箇所と聞こえない箇所があっても良い。



猫チーム2回目
感想(演出):イントネーションが気になる。やはり、内容が伝わるようにしてみよう。意味の解釈を作って、意図をもっと出す。二人のくせが出ている。もっと意図を。

時間チーム2回目
感想(演出):もうちょっと短くしましょう。リズムをもっと。

農業チーム2回目(手の連動がつきました)
感想(演出):もっと三角形の形をころころ変えていきましょう。移動の動きも考えて。

++++
3回目に関しては、もっと細かい演出がついていきます。
3回の稽古を経て、最後に発表をしました。
3回目の稽古前に、改めてウォーリーさんから以下の点が伝えられました。
・「リズムとは何か。音楽である事と、テンポが良い事は別なのかもしれない」
・「短い時間の中に、物事をどれくらい進歩していけるのか。今後こういった発表形式のワークは増える。取り組み方を大事にして下さい。」

そして発表。

5チーム終了後、感想を言い合いました。
++++
見てどうだったか?
・時間チーム、会話劇なのに機械的に聞こえた。もっと機械的でも面白い。
・農業チーム、抑揚をつける動きがもっと揃うと面白い。
・田舎チーム、電話と普通の時の差があると面白い。
・農業チーム、手先まで揃えると良い気がした。
・時間チーム、CMっぽくて良かった。
・全体、自信無さげな姿勢は良くないと思った
・全体、短時間で作るのであれば、共通の目的を明確にするべきだ。
・農業チーム、抑揚が面白い。しかし、高い音が耳障り。
・猫チーム、静と動があった。
・田舎チーム、歌声が心地よい。
・農業チーム、抑揚のバトンタッチが気になった。
・時間チーム、抑揚のバトンタッチが、捨てて拾って、といったイメージ。
・農業チーム、一番テンポ良かった。しかし、落とすならもっと落として欲しい。耳をそばだてる。
・料理チーム、緩急が面白かった。
・農業チーム、さっちゃんのセリフの言い方が、音になった。
・猫チーム、人によって、声の強弱が面白かった。
++++
やってみてどうだったか?
・言葉を完全にいれてないと、言葉がリズム化されない。
・やり混んだ上でのライブ感が必要だなぁ。
・二つ三つの事を同時にやるのは、しんどい。
・やりたいことの数とできることの数を天秤に測る必要を感じた。
・セリフを忘れた、いい経験だった。
・メロディーに子音は邪魔だった
・掛け合い、息を合わせたかった。
・言葉を文字で読むのがとても難しいと思った。
・完璧にセリフをいれたつもりが、忘れた。なぜなんだ。努力が実らなかった。
++++


ウォーリー全体所感
・言葉から意味を除去するのが面白かった。
・何度も反復練習すると、音にしようとしているのに、意味が出てきた。これは気になる。今回は、みなさんのアイデアをOKにして演出を足していった。これは今後もすると思う。これからは、失敗するなら失敗する、ぐらいのやる気でやって欲しい。1ヶ月で得られるものもあるが、1時間でピンとこないものは、取捨選択する。つまらないアイデアをずっとやるのはつまらない。切って捨てるとしても、一度身体動かして見て、ダメだった。ということが大切。その繰り返しになる。今回は、そういう意味ではプロトタイプ的な稽古だったんじゃないか。今日やって面白かったのは、時間チーム。ヒントが多いと感じました。今後やるかどうか不明だけれど(笑)

来週は、再びダンスをして貰います。
3名の振付家が選ばれて、以下のチーム編成。

でんチーム:やこ、岩崎、
がくりょうチーム:菊ちゃん、ミチル、ようこ
さっちゃんチーム:マギー、かなえ、浦瀬

担当所感
人によって、持っている個別のリズムがあることを再発見。
ブログタイトルから、ありきたりですが、あの名曲「花」を思い出しました。たまにはYoutubeを張ってみます。ご参考に。

2012年12月10日月曜日

ダンス発表


最初に事務的な話をしたあと、音楽をかけながら、みんなでストレッチ



その後、踊りを披露。以下の順序で踊ります。

1ようこ
2いまぎ
3てい
4さっちゃん
5やこ
6きく
7でん
8ほり
9さえ
10がく
11うら

趣旨説明&感想byウォーリー
路上パフォーマンスのからだの動きが、本番で硬かったように思う。
体のボキャブラリーを増やそうと思った。しかし、今日見て、それぞれ得意不得意はあるでしょうが、僕が想像しているよりもみんな動けることがわかった。本番に向けて、動きの部分をやっていっても良かったと思った。幾人か振り付けして欲しい人がいる。また、みんなの見れなかった面も見れて良かった。

気になった点
最初に空気を作って、緊張感を作るのはなんだろう。この謎を解きたい。
・それぞれの得意な体がある。体が沢山動く箇所をどのように鍛えられるのか。

振り付けとして興味を持った人
ようこさん
さっちゃん
かなえさん
さえちゃん
がくりょう
でんさん

インドダンスを群舞しても面白いと思った。
===
この後に、戯曲毎にチーム分けされていたものの、発表。

料理昇降機チーム
伝、浦瀬

農業少女チーム
がくりょう:百子の父
さっちゃん:都罪、ヤマモト
さえこ:百子

猫の建築家
てい、堀川、関口

失われた時間を求めてチーム
今木、ヤコ

田舎町のアネクドートチーム
菊池、栗脇

===
ウォーリー提案
・物語意味を使わない。
・テンポを大事に。心地よい、感動した、美しい、ユーモラスなリズムなど。情緒的な方向性を切り離して考えて欲しい。

その他事務関係
・稽古日程変更→次回日程表を渡します。
・CTT京都への参加→3月希望。申請します。担当:堀川

2012年11月26日月曜日

戯曲、小説を持ち寄って読む会

本日のワーク予定
・戯曲、小説を読んできて、発表。
・自己プロデュースの発表
→自己プロデュースは少しだけ発表となって、次回へ持越し。

戯曲、小説を持ち寄って読む会、これかなり面白いです。一気に、戯曲をたくさん読んだ気になってしまうのですが、日頃戯曲に触れる機会はあまりないことでしょうから、こういった会を無理矢理でも開催することで、多くの文体に、多くの思想に出会うことが出来ます。しかも、一編集者がまとめたようなお手頃な感じではなく、自分たちが一緒に活動をしている仲間の、考え方・感じ方の癖も何となくわかるような。いずれにせよ、とてもお勧めです。

持ち寄って読む方法
一人一冊戯曲(もしくは小説)を持ち寄る。その戯曲がどういった作品なのか説明する(執筆者、書かれた年代、物語概要など)。自分の好きな箇所をコピーしてくる(2,3ページが目安)。作品の説明が終わった後、その説明者が配役を決めて、指定された箇所を読む。最後に、一人何回でも挙手OKにして、どの作品が良かったか多数決を取ってみる。

===
伝さんプレゼン安部公房「友達」
尼崎事件を彷彿とさせる。人数的にも良いんじゃないか。安部公房作品でも一番傑作じゃないか。

ていさんプレゼン →猫は建築家by森博嗣
絵本は文章も大事。

岩崎さんプレゼン→吉田篤弘 「空ばかり見ていた」
流しの床屋がよく出てくる。小説。

堀川プレゼン→料理昇降機 by ハロルド・ピンター 1960年代
内容を知らないが、持ってきた。

岡田さんプレゼン→ゴジラby大橋泰彦  1988年 33回岸田戯曲賞

菊池さんプレゼン→田舎町のアネクドート by A.ヴァムピーロフ

浦瀬さんプレゼン→冷静と情熱の間by辻仁成

関口さんプレゼン→キルby野田秀樹
===
<投票>
友達 3票
猫の建築家  4票
空ばかり見ている 4票
農業少女 3票
料理昇降機 3票
ゴジラ 8票
田舎町のアネクドート 3票
失われた時間を求めて 5票
冷静と情熱の間 2票
キル 6票



<それぞれに感想>
わかりやすいものに手を上げた
セリフがいきいきしていると良い、読んだリズム
読んでいて楽しいものが良い
最後まで読みたいと思うかどうか
雰囲気と世界観
良いか悪いか判断できない、一気に読みすぎて

===
12月予定
2日 お休み(休館日)
10日ダンス発表、音楽
17日稽古
24日チーム発表(セリフ)

重視するポイント:ダンス(身体性)、セリフの音楽性

以下のチームで12月24日に発表をしてもらいます。
12月の稽古でそれぞれに1度ずつ見せて、演出をつけていく予定。
10日までに絶対にセリフを覚えてください。本を読みながらではダメ。覚えられる範囲で発表をするように。

料理昇降機チーム
伝、浦瀬

農業少女チーム
がくりょう、さっちゃん、さえこ

猫の建築家
てい、堀川、関口

失われた時間を求めてチーム
今木、ヤコ

田舎町のアネクドートチーム
菊池、栗脇
===
参考URL
新学習指導要領に基づく中学校向け「ダンス」リーフレット

Wikipedia ダンス

Wikipedia コンテンポラリーダンス

コンテンポラリーダンスの三つの概念

コドモ身体

ダンストリエンナーレ トーキョー2012

ダンス批評家 武藤大祐

2012年11月19日月曜日

路上演劇(仮)終わり、反省会諸々



路上演劇(仮)が終わり、反省会諸々です。この日は、話が色々な方向に転がりました。しかし、中間発表としてのパフォーマンス後に、こういった正直に、赤裸々に色々と語り合う会が持てて、本当によかったと思います。この日、メンバー1人が諸事情により、呼吸らから少し離れることになりましたが、チーム全員、それを真っすぐに受け止め、心温かい雰囲気の中、ワークを終了することが出来ました。練習量が増えるだろうこと、俳優として立つということ、メンバーそれぞれが、自主的に考え、意見を出し合い、一つのチームが出来上がっています。

以下、ワーク中に書き込んでいるメモをそのまま掲載します。

===

終わったあとの感想を言い合う
・度胸がついた。役者が能動的に。
・惹きつける要素を考える必要性。
・何かやってるなあ、では止まってくれない。
・いつもは自分の安全圏を死守していた。無理やり外に出されることで、ちょっと意識が変わった。
・かっこ良く見えるようになりたい。
・頭で考えることが多かった。言われてすぐにからだをうごかせるように。瞬発力。
・成功も失敗もない、と聞いたら楽になった。ダメでも成功だと思う意識になった。
・指示待ちじゃなく、自分をプロデュースする力が必要だと感じた。
・スポーツチームのアイデア不足になってしまった。
・最初の第一印象から先へ進めないのが、反省点。
・コミュニケーションを投げてしまう個人的なくせがある。
・視野を広く、観客を巻き込めば良かった。
・警備員さんとの関係性を築けばよかった。
・ハプニングは楽しむべきだ、どの種類のハプニングも楽しむべきじゃないか。
・何かをしないと進まない、臨機応変でも進めないといけない場合もある。
・お客様のニーズを客観的に判断する、俯瞰の意識
・路上と劇場との俳優としての気の持ち用が全く違う、それにショックを受けた。
・あんまり楽しめなかった。気後れもあった、練習量が足りないため、自信が持てなかった。
・ダメな自分がわかっている、それを変えるために参加しているのに、物事を簡略化してしまう。やろうと思っていることを簡単なことに持って行ってしまった。
・みんながリーダーをやりたかったが、一度もリーダーになれなかった。大きな反省。




中間発表が終わり、初心に返り、以下の質問

俳優とは何か?
・与えられた役をやり切る
・他人に関わる怖さを知りつつ、
・何かしら周りに影響をあたえる
・自分を客観的に見て、魅せ方がわかる。
・勇気がある
・楽しめるポイントを見つけられる
・周囲を多角的に観れる
・観られる事に一種の快感を覚える
・役のいる世界と外の世界を繋げられる
・魅力ある人となり
・華も根もある
・自分も他人も信頼できる
・人々に感動を与える
・違う人生を提供する
・正直に嘘がつける
・感情を観客と共有できる
・パニくらない
・究極的に人間
・与えられた注文をこなせる
・肉体的にも精神的にも律している


面白い論点
・悪い俳優でも何かしらの影響を与える。
・本当に美味しいうどんとは何か?!?!

<客観視の話>byウォーリー
演出家としては、客観性は必要だと思わない。客観性とは安易に使っているんじゃないか。自分の目は自分でしか無い。誰からどう見られかばかり考えていては良くない。広い意味での客観性。狭い意味での客観性。

「自分の身体の大きさを知って欲しい。」

ウォーリーさんから一人バースデーの話
ぼくはYAKOさんの芝居が面白かった。しかし、ヤコさんが気づいていないおもしろさだと思う。ヤコさんの持っている人間的魅力なども全部含めて、客観性を伴ってパフォームできているかが問題。

自分を知ること。

適材適所?

客観性は、多角的に見ることと同じじゃないか?

自分がどういう人間なのか。良い悪いではなく。
目的に応じて、自分が取りうる選択肢の幅が広い=客観性がある。

集団行動している場合
何も決まっていない、基本フリー。目的が驚かすという場合、それを理解して、それを行動を取ったらこうなるんじゃないか、というパターンがある。それ以外にもたくさんある。選択肢が浮かんで、かつ行動ができる人。客観性がある俳優と言えるだろう。

広義の客観視では、型にはまる。
そうではなく、違う意味での客観視

洞察力、自己分析

自分のカメラの性能を知っておく。
その製造年代を知るべき。

自分のことがわかっていること。

客観視のLv

ウォーリー発案
客観視ゲーム
ルール)何かパフォーマンスする。しかし、ルールは破っても良い。
・片足で動く。常に輪を作る。 目的:不思議な気分にさせる
→栗脇さんの独り勝ち

ウォーリー所感
笑う人がいることは良くない。一人でもそういった人がいると、場が乱れる。

ルール)喋らない。身体の動きを止めない。 目的:感動させる

所感
与えられたタスクを俳優として処理しようとするのかどうか。

瞬発力とリーダー力

かっこ良く見せたいかどうか。
見せたい人:5人
かっこよさではなく、魅せられるかどうか
→全員挙手

肉体の改造は可能か?

演劇のメソッドに手をつける人は、かっこよさを求めている。
しかし、全員がそうなれるわけではない。

演劇を見ている場合、きちんと体が出て切る俳優が良いと思う。

一人誕生日がかっこ良いと思ってやっているかどうか。

かっこ悪いことも含めて、
基本的に第三者がつくる。

今回の一人誕生日に関して、
やこさんが面白くなったり、面白くなくなったりするには、周りのひとの力が必要。
客観的な視点を知ることで、作品の質が向上する。
お客様が周りにいたら、もっと輝いた。お客様との直接的なやり取りでいろいろとわかる。
普通は共演者同士でわかるものだ。

姿勢に関して
マイムの人は、姿勢をコントロールする。
一つの姿勢しかできない役者は、それしかできない。

来週の宿題
企画として自分プロデュースをつくる。俳優として。
例)スタローンがロッキーつくったみたいな。

練習量について
・練習について考えなければならないクラスである
・他のクラスがどんな練習量で行っているのか

路上パフォーマンスにおいての具体的な反省点
・パフォーマンスの方向性を早く確定すべき
・個人でやれることをやってくる、前やったことを忘れない
・現場での練習をもっとやるべきだった
・個人個人の特技を膨らませれたのではないか
・全体行動など、みんなで練習したかった
・お互いに見せ合いをしたかった
・ゲネをやらなければいけなかった

2月までの第3期
・あるテキストを行っていく。繰り返し練習をしようと、ウォーリー自ら言う事はない。だから、皆さんから積極的に言ってきて下さい。僕から何かを言うように、役者さん同士でも、役者さんから演出部にも、言うべき。気を使わないようにしなければならない。出来てない人が言いがちになる現場では、あまり良くない。ぜんたいを察知して、全体のことを言わなければならない。これはとても言いづらいけど、言うべきだろう。

・簡単な方向へ行ってしまった。ということを認識しているだけでも良いのではないか。

・アイデア出しでも、〆切を設ける、イエスノーをはっきりするなど、しつらえが必要。

・アイデア出しの時に、全くレスポンスが無いと、大変。

・つながろうとしすぎると、繋がれないこともある。

まとめ
・今日は建設的な話ができたんじゃないか。
・深夜のMLは良いのかの議論も出ました。
・路上でやってきづいたのは、身体のボキャブラリーが少ない。ダンスの時間を多くとる。

能動的とは?
2012のテーマ
観客とは能動的である。そこに命をかけたい。byウォーリー

来週
戯曲1冊、読み合わせ
プロデュース企画

再来週
ダンス発表、上限5分

===
客観性について
離見の見
http://www.takasaki-kankoukyoukai.or.jp/products/blog/2012/10/post-305.html

研究報告 世阿弥の「離見の見
http://repository.aichi-edu.ac.jp/dspace/bitstream/10424/4581/1/kenjin28146134.pdf


サービス価値共創と日本の伝統的な「主客一体」 : 「おもてなし」文化における主客の関係とは
https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/bitstream/10119/8683/1/2C06.pdf