2012年10月29日月曜日

路上パフォーマンス構成


10月29日(月)欠席0名 遅刻2名

最初にウォーリーさんから、路上パフォーマンスの全体流れの話。個々に決めてきたアイデアを少しずつ取捨選択していきます。この中で提案されたのが、以下のアイデアです。

今木・関口→出会いと別れのカップル

YAKO→一人誕生日からの生活シリーズ、高槻市が家の中。

堀川→エレベーター嬢から、様々な○○嬢

◎JR高槻駅前の通路
通行している人たちを応援してはどうか?
動線を一つではなく、二つにする
ヤングマン?、ちょうどフリがあう。
YMCAを踊る、歌う?

<流れ>
ベンチから陸橋へ、そのまま北側へ

◎エレベーター
二階から目薬をしたい
棚から牡丹餅をしたい
→ことわざシリーズ化したらどうか? 馬子にも衣装など。

◎信号
赤人間、あんまり動かない。緑人間、踊っても良い。音楽も欲しい。
→ダンス系になるのか?

上記のちらほらした話から、全体のタイムテーブルを考えて、以下の流れが決まりました。

1 ベンチ JR南 5min
2 YMCA JR北 5min
3 各自(ABC)20min
 A スポーツ(堀川、てい、浦瀬)
 B ことわざ(上山、伝)
 C カップル(今木、関口) 生々しい感じ、音楽込み
 D 一人誕生日 (Yako)
 E 紙芝居(岡田、菊池)
4 センター街 全員集合 観客巻き込みドッキリ 5min
5 各自(ABCのアナザーver.) 15min
 A スポーツ(堀川、てい、浦瀬)
 B ことわざ(上山、伝)
 C カップル(今木、関口) 生々しい感じ、音楽込み
 D 一人誕生日 (Yako)
 E 紙芝居(岡田、菊池)
6 ラピスの泉 (曲:菊池) 5min 菊池作曲「け茶」 パート1〜6、それぞれ覚える

1、2は流れを見る
3、5は各自発表
4は、アイデア募集

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上記流れがおおまかに決まる中、次は1のベンチシーンの稽古です。

<行なった事>
・席替え:誰か動いたら、全員で動く
・隣とコンタクト : 以下手順
1 肩に手
2 肩を組む
3  膝を触る
4 足をのせる
5 体後と膝に寝る
6 頭を持つ

その後、ベンチからJR高槻駅までの歩行をどうするかの稽古です。

ルール1 市民の真似をして歩く → 通行人を介して陸橋まで来る
ルール2 人が増えていく

集団行動1 歩く速度真似する、リーダーがぐるぐる変わる
集団行動2 リーダーが止まったら、その人に近い順にリーダー前に入る、ストップモーション

途中からメトロノームを使って、8カウント×3で、チーム交互に歩く練習。

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先日みんなで見た動画。


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路上パフォーマンス、特にセンター街を考える中で、フラッシュモブという言葉が浮かびました。記事のリンクを貼っておきます。
http://777news.biz/n/2012/05/03/7268
http://www.cinra.net/column/ft2012mob.php

2012年10月22日月曜日

路上、演劇、呼吸

欠席なし。10月22日のワーク報告です。

本日のお題「路上パフォーマンスのアイデア出し」


路上パフォーマンスの本番日が迫ってきました。チームそれぞれが考えてきたアイデアを出してもらい、それを受けてウォーリーさんからのコメントが入ります。(ちなみに数字は、チームの番号です。)

2(JR北側)
真似っこパフォーマンス。アルプラザ、橋が二本でている。橋を使う。橋の両側で同じ動きをする。一人ずつ徐々に集まる。歌舞伎の口上を男性が実演? 時刻表のプラカードを持っている。


アイデアの肝は?カラフルな布。
シンメトリーな動き。離れていると同じ動きがわかりにくいんじゃないか?
興味を持ってもらうきっかけが必要ではないか?
真似よりも、連動ではないか?
もしくは、橋のあっちとこっちのコミュニケーションの面白さ。
手旗信号のイメージを持った。片側に全員が居て、手旗信号をやっているなど。
具象路線でいくのか、気持ち悪い集団でいくのか。
時刻表ネタも広がる気がする。どちらかでいきましょう。


3(松坂屋)
音楽系パフォーマンス
壁画(太鼓、ラッパ、アヒル)の触る箇所で音が鳴る。

→完璧。曲が作れたら面白い。もう一捻りあると面白い。

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チームリーダーの緑川君にお勧めしたアプリは、こちらです。
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4(エレベーター)
夢をふらせる謎の男。袋入りの飴を投げる。夢を掴みに行く俳優。
今生の別れを演じる二人。エレベーターガール。

→エレベーターガールは面白い。しかし、盛り込みすぎ? 
飴を一般市民に投げてもらうためには?
マシュマロキャッチ。2階から目薬?
今生の別れペアは、別箇所でもやろう。

5(郵便局)
自分の誕生日を祝う。自分の部屋に見たてたパフォーマンス。
途中で携帯がかかってくる。片思い中の人から電話がくる。

→一度やってみよう。しかし、別場所の可能性。場所ならではのネタが必要。

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この作品を聞いて寺山修司の市街劇を思い出しました。といっても文献を読んだりして知っている限りの、何となくのイメージでイメージしただけの事ですが。調べると、市街劇ノックのデータがちらほら出てきました。
http://www.t-time.jp/Terayama/eizo/eizo_01.html

「それは、単に『市街』を私たちの演劇のための舞台とする、ということではなく、市街の日常の現実原則を、丸ごと演劇として抱えこむ、ということであった。」
===

6(温泉前の居酒屋)
居酒屋の木枠を使って、紙芝居、生演奏。
店長の人生物語を紙芝居で。

→店長ネタで行きたい。良いです。

9(BARの角)
出会いがしら。造花を持っている人にぶつかる。
造花が散らばる。花を拾い上げる。結婚申し込み?
一般人に花を拾ってもらう可能性。

→街角ドラマ。一般人巻き込み型ドラマ。

10(センター街)
等間隔に人を配置。落としましたよ、と一般市民に声をかける。
デジャブ効果?

→不快に終わらないように。隠しカメラでとった時に、面白く見える映像をつくる意識。

11(ベンチ)ウォーリー演出箇所

12(センター入口信号)
視力検査、レッドグリーンテスト。審査が過剰になっていく。
上、下、美女。など。ダンス構成していく。

→どんな感じか見せて欲しい。変な人で終わる可能性。途中から見る人がおおいはず。
起承転結つけない方が良いだろう。信号とパフォーマーの距離。鑑賞型なのか参加型なのか。再度検討。


13(三井住友Pの三角形)
三角形の段差を使って、自殺未遂を演じる。ハナハナが流れる?
他に、編み物アイデアもあった。ちかくのたい焼き屋のたい焼きを持っている。

→自殺の原因。

14(阪急前の泉)
音楽パフォーマンス。リズム。竹を使う。
すでにリズムパターンもある。

→練習してください。



15(ZAQ)

→次回検討


<スケジュール>
10月29日 パフォーマンス発表
11月5日 街へ繰り出して試演など
11月12日 稽古
11月16日 前日稽古
11月17日 発表

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気になったURL
中心市街地でストリート・パフォーマンス(Art 編)
http://www.minto.or.jp/print/urbanstudy/pdf/u38_04.pdf

中心市街地でストリート・パフォーマンス(Shop 編)
そういえば、集団の名前、決まりました。
その名も、

呼吸ら

です。

2012年10月15日月曜日

テンポが良いとは?

10月15日のワークです。

路上パフォーマンス in 神戸(これはあくまで通称。詳細はこちらをご覧ください。) が終了しました。総合演出をウォーリーさんがやっていた関係もあって、このクラスの参加者のうち数名が、パフォーマーとしてこちらにも参加したのです。最初にこの話があり、以下参加者の皆さんの声です。

・やこ
スタチューパフォーマンスをしていた。人形を抱えたまま止まった演技をしていたところ、子供が集まってきて、その人形を取り外そうとしていた。非常に困った。誰かに助けて欲しかった。

→高槻でのパフォーマンスの場合、誰もスタッフがいない。自分たちでそういった場合の対処方法を考えるべきだろう。おいしい、とすら思った方が良い。

※スタチューとはマイムの一種です。検索したら、こんなのが出てきました。
スタチューの楽しみ方 http://www.hm9.aitai.ne.jp/~rinosuke/statue3.htm

・岩崎
急に路上ではじまるから、お客さんのリアルな反応があった。きっかけで動くべきところを、観客から触れられたのをきっかけと思って動いた。予想外のことがおこる。

・てい
全身白い衣装、顔も白い、観客が驚く姿を見て、してやったり感を覚えた。ツイッターで検索すると、「白塗りがいて怖かった」という声があった。それが楽しかった。

・堀川
絡んでいた一般人が俳優に一人一人声かけてきた。「なあ、何してんの?」などと声をかけられたが、無言でうまく対応した。身内からのサプライズなどもあった。

・浦瀬
控室から一列で動いて行った。ただただ歩いていたが、周りから異様な目で見られた。それが面白かった。観客のガヤガヤする反応が面白かった。

・菊池
インプロビゼーションをしている時の人々の波が面白かった。二日目から、人と絡みたい欲求が出てきた。

・関口
一番後ろからみんなの姿を見たとき、すごく素敵だと思った。子供が親に質問しているのが、面白かった。写真を何度も撮られた。目の前で、おなじようにポーズをする人もいた。

→参加者の声を、大まかにまとめると

「一般のお客さんとの関係が重要になる場合もある。」

それぞれの話を聞いた後、高槻アート博覧会での路上パフォーマンスの話になりました。
実施日時 11月17日(土)
場所 JR高槻駅と阪急高槻市駅の周辺

以下、チーム編成とパフォーマンスが行われるだろう場所です。

<場所とチーム編成>
1)JRの陸橋  ☆
2)JR北側 (バス停、ステージ、本屋)  ヤコ、堀川、岩崎◎、菊池、伝、関口、浦瀬
3)松坂屋のギャラリー        緑川◎
4)エレベーター前        てい、やこ、堀川◎、上山、伝、浦瀬、今木、関口
5)郵便局                         やこ◎
6)温泉前の居酒屋           菊池◎、岡田
9)BARの角         岩崎、関口◎、今木
10)センター街 ◎        チーム1(てい、今木◎、上山) 緑川、浦瀬、伝、岡田
11)ベンチ ☆                
12)センター街入り口の低い信号        岩崎、てい◎、緑川
13)PARKINGの三角コーナー              堀川、上山◎
14)阪急前の広場                                  菊池◎、岡田、栗脇
16)ZAQ                                                 未定

各パフォーマンスの時間? → 2分〜10分




上記の通り、ほぼ決定しました。このチーム編成で、チーム毎に行うパフォーマンス、出し物を考えて、それを実施する、といった流れです。☆マークは、ウォーリー演出箇所です。それ以外に関しては、まずはチーム毎に作成、それを一度クラス内でお披露目して、練り込んでいく、といった流れです。

以上が本日の前半でした。

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後半は、楽器を使ったゲームを行いました。先週、先々週と、実は皆さんに楽器を持ってきてもらっていたのですが、毎回行うことが川の流れのように、くねくねと変化していくので、今まで一回も楽器を持ってきている意味がない!!、といった状況になっていたので、今日こそは、ということで、楽器を使ったワークでした。

しかし、いきなり楽器を使うのも・・・ということで、まずはリズムゲームをしました。

ゲーム1:牛タンゲーム (リンクはWikiです。通常は、回しながら「タン」と拍手する回数を増やすのですが、ひとまず今回は同じ拍をぐるぐる回しました)

→結果、どうしても間違ってしまう人が続出。そこでゲーム変更。

ゲーム2:カウント20
ルール 3人以上のチームを作る。チームで、一定のリズムを刻み、そのテンポで1から数字を数えていく。数えられるのは1名のみ。二人同時に数をかぞえるとアウト。20まで先に数えると勝ち。

カウント20を行う時、2チーム、6名ずつでした。上記の簡単なルールでしたが、チーム毎に自由に作戦を練って、どうしたら20まで数えられるか、といったことになっていました。(本来は?、相手との間を読みあうような、そんな狙いがあるような気もしたのですが、これはこれで、チームワーク合戦みたいな雰囲気になっていました)

チームAがとったパターン1
数を言う際に、次に数を言ってほしい人の顔を見て、パスをするように数を言う。

パターン1を使って、チームAがすぐに勝利。チームBは、なぜそんなに早く20まで数えられたんだ!?と不思議そうにしています。それを受け、追加ルールが加わりました。

追加ルール:下を向いてやる。顔パス禁止。

チームAがとったパターン2
下を向いているが、数を言う際に、次に数を言ってほしい人の方に、手を差し伸べる。

パターン2を使ってチームAが即勝利。チームBはずっと不思議がっていました。(チームワークの決めてになっていたのは、メンバーのどういった言動なのか、を考えると面白いなぁと思いました。)

上記二つのゲームを踏まえて、以下のお題が出されました。

「テンポがある芝居とはどういうことか?」

まずは参加者の声です。
・転回が早い
・不安にならない
・一定の波がある、強弱
・空気が途切れない
・無駄な間がない
・見る側にとって、息がしやすい
・臨場感

二つの回答が見られます。観客目線の答えと俳優目線の答えです。



「俳優目線で、テンポが良い芝居とは?」
・共演者同士のコンタクトが最小
・迷いが無い
・前の人にのっかる
・テンポリーダーがいる

テンポが良い芝居を考えるために、以下のチャレンジを行いました。これもチーム対抗戦です。

<チャレンジ1>
テキスト 数字
数字を数えるだけの作品をチーム対抗でつくる。テンポが良いなと思う芝居を作ってください。

○チームAが創ったパフォーマンス
数字を言いながら、お芝居をしている。
テンポを遅めないようにする意識があった。
言い方が似ている場合、ニュアンスを変えた方が面白いように感じた

○チームBが創った
数字を特定の物体に見たてて、それをパスして回すような感じの芝居。




1回目のクリエーションを経て、以下のルールを追加

追加ルール
・どの数字を誰がいうか、割り振りを決める。
・プロセニアムの劇場として上演してください。

○チームA2回目のパフォーマンス
寝ている子供とお母さん。寝ていた子供たちが起きてしまって、母親が怒る。

○チームB2回目
不思議な空間、最後とある男性が一番前に横入りする。

ウォーリー全体感想
どちらもテンポは良かっただろう。しかし、音楽的かどうか、といった視点がある。僕の中で音楽的とは、耳で楽しめる作品。耳の優先順位が高いと言っても良い。意味よりも音で楽しめるかどうか。テンポが良いことと、音楽的であることは違うんだ、ということがわかった。僕が好きなものは、音楽的なものだと思う。意味で戦うのか、音楽で戦うのか。そこに優劣はない、僕の好みの話。

実際にやってみた人の感想
・早いテンポがある時の方が、感情的に高ぶっている。早いと遅い
・テンポが良いとは、拍子が良い、とは違うのか?
・円になって順番に数字をいっていた拍子を私はずらした。その時にテンポが変化した。
・敢えてテンポを崩す、休拍をつくる?、変拍子?
・緊張と緩和の関係がある
→ずらすためには、テンポが必要である。

<チャレンジ2>
楽器をつかって、音楽的な作品を作ってください。チーム対抗。
数字カウントも同時に行う。

○チームA3回目のパフォーマンス
お経のシーン。木魚のリズムが一定に刻まれている。
1〜8の数字をお経の言葉に見たてている。
楽器の雰囲気が創作シーンにあっていた。
浦瀬さんの読経が良かった。
数字の強弱がよかった。
ボレロみたいだった。

○チームB3回目パフォーマンス
一定の音楽的な要素を行いながら、2回目と同じ芝居をする。
太鼓のリズムが基軸を作っている。
最初はPOPだったが、最終的には宗教になる。
音にバリエーションがあって面白かった。
個人個人に見えたのが、最後はまとまりに見えた。

ウォーリー全体感想
楽器のしながら、何かをやるのは難しいが、みんな頑張っていた。
チームAは、日本風で面白かった。外人になった気持ちで見ていた。
チームBは、演奏しながらの演技、歩きながらだととても難しい。
路上パフォーマンスでも楽器使っても良いです。
路上で意味を理解してもらうのは、とても難しい。

===

以上で本日のワークは終了。残り時間で、路上パフォーマンスについて、各チームで話合いが持たれました。積極的な話し合いで、具体的に取り組み姿勢が見れました。


===

ちなみに、テンポの芝居について考えていた時に、思い浮かんでいたものは、太田省吾作・演出の「水の駅」はテンポが良い芝居だったと言えるだろうか、ということです。これまた検索でヒットしたものですが、太田省吾作品について少し論じているサイトがあったので、貼ります。
存在は表現になるのか http://www.kengakusha.com/essay/sonzai-05.htm

上記のサイトの中に、太田氏が自作品のテンポに述べている箇所があります。
私の劇のテンポは遅い。かなり遅い。その遅さは、言ってみればどのような動作も、反復を含んだものとするためであり、そうしなければ見ることのできない人間の美を見ようとしていることなのかもしれない。  (太田省吾・著/『舞台の水』「<反復>と美」より/五柳書院)
また、テンポ・芝居で検索すると、こんなのも出てきます。
テンポについて http://yarukimedesu.fc2web.com/engeki_beya/engeki03.htm
音楽・演劇における基調のテンポ http://www5b.biglobe.ne.jp/~kabusk/dentoh44.htm


2012年10月8日月曜日

私服か衣装か


10月8日(月)のワークです。

最初に劇団名を考えました。ずっと劇団名を考えているような気もしますが笑。
数字は投票数です。(しかし、これぞ!といった劇団名は民主的にはなかなか決まらないかもしれませんね。舞台創作を独裁的に行なった方が良いのか、民主的にやった方が良いのか、といった点と絡めて考えられるかもしれませんね、余談ですが)




ひとまず次回、ウォーリーさんが改めて考え直して、メールにて決戦投票といった流れになる予定です。

その後、路上パフォーマンスを具体化していきました。JR高槻駅前にてスタートその後チームに別れて、最終的に阪急高槻市駅へ? もしくはJR高槻駅に戻る?


ウォーリーさんからの提案
事前にそれほどたくさん宣伝できるわけではないので、インパクト重視でいきたい。
どのようにお客さんの目を惹きつけることができるのか。それを大事に。

以下のタイトルがウォーリーさんから提案されました。
タイトル
タカチュキ or 新しいスポーツ


「新しいスポーツなら、何をしていても許されるだろう。」
「タカチュキなら、物語、ドラマを作って行く必要があるだろう。」

上記二点のタイトルをふまえて、まずは衣装をどうするのかが話し合わせました。最初に「衣装か私服か」という点で話し合いになりました。投票結果は、

私服派        6票
衣装派        5票


以下、それぞれの理由
・私服でやりたい。街をフューチャーするなら。
・異次元が好きなので、私服でやりたい。
私服の人が変なことやってる方が面白い。
・衣装の方が、視覚的にやるモードになる。
・私服だと、相当の演技をしないと、目立たない。
・衣装の方がやりやすい。
・衣装でつかんでしまうと、それ以降考えなくなる。
・私服だとパフォーマンスに時間性が出てくる。
・日常に刺激を与えたい、私服だ。
・衣装をつけるとなると、気持ちが入ってくる。
両方やりたい。
・わかりやすくて、インパクトができる、衣装が良い。
・関係ない人が、パフォーマーに見えてくる可能性・世代が異なるので、私服の方が面白いだろう

上記の話し合いを経て、日常かキャラかの話になりました。私服の衣装もあるし、衣装といっても、色々なパターンがあるから、話が見え辛くなっていたところ、切り口を、日常かキャラクターか、といった方向にしました。その際に、ウォーリーさんから「神戸路上パフォーマンス」に関する話が出ました。元々それは、巨人が出てくるパフォーマンスですが、それと並行して、さり気ない形で、水兵の格好をした人が、モノポリーをしているるなど、日常の風景と溶け込んでいるパフォーマンスも仕込まれていたそうです。ウォーリーさん視点では、これは日常だとのこと。参加者の皆さんは、このたとえ話を受け、日常とキャラの違いを少しずつ認識していきました。□これは、ファンタジーベースなのか事実ベースなのか、フィクションとドキュメンタリーなど、色々な言葉で語ることが出来る話だと思います。□

最終的には、日常派の意見が増えて、高槻市の日常を異化しようといったコンセプトになっていきました。

基本設定
タイトル        タカチュキ
衣装                基本私服
チーム編成     下記参照
コンセプト     サイトスペシフィック、日常への介入、オムニバスパフォーマンス
     
路上パフォーマンスの場所



<場所とチーム編成>
1)JRの陸橋  ☆
2)JR北側 (バス停、ステージ、本屋)  ヤコ、堀川、岩崎◎、菊池、伝、関口、浦瀬
3)松坂屋のギャラリー        緑川◎4)エレベーター前        てい、やこ、堀川◎、上山、伝、浦瀬、今木、関口5)郵便局                         やこ◎6)温泉前の居酒屋           菊池◎
9)BARの角         岩崎、関口◎、今木10)センター街 ◎        チーム1(てい、今木◎、上山) 緑川、浦瀬、伝
11)ベンチ ☆              
12)センター街入り口の低い信号        岩崎、てい◎、緑川
13)PARKINGの三角コーナー              堀川、上山◎
14)阪急前の広場                                  菊池◎、岡田、栗脇
16)ZAQ                                                 


☆は、ウォーリー演出箇所
◎はリーダー

日時
11月17日(土)11時〜12時        1回目
15時〜16時        2回目

パフォーマンス創作へ向けて、参加者それぞれの特技を聞きました。

<みんなの特技>
今木        野球
浦瀬        ゴルフ、テニス、囲碁、歌うこと◎
上山        人と仲良くなる
緑川        剣道、ジャグリング、バルーンアート
てい        解剖、歌うこと、バレエ
            ベース、謡曲、
関口        民話朗読、格闘技的なエクササイズ
菊池        楽器、歌うこと
やこ        WEB作成
堀川        タテ、陸上、ダンス、アナウンス◎
岩崎        ダンス数種類、バレエ、ジャズ、タップ、日本舞踊、口琴
バイク所有者        栗脇、浦瀬

稽古スケジュール
10月15日(月)        アイデア出し
10月22日(月)        アイデア発表会、プレゼンできる場合は実際にやってください。
10月29日(月)        最終構成、タイムスケジュール
11月5日(月)          自主練習、外での確認
11月12日(月)        各自発表、流れ確認、再調整
11月16日(金)        稽古の可能性大
11月17日(土)        本番

2012年10月1日月曜日

好意を持っていることから


休み        岡田
遅刻        緑川

先週から第二期がはじまっています。

<本日のお題>
沈黙劇のワークを1時

堀川        誰かを見ている。本当は話しているけれど、沈黙劇にした。

岩崎        携帯をいじっている

今木        立って、携帯をいじっている、ガムを噛む

てい        電車にいる? 外を出る

上山

ヤコ

緑川
        

栗脇

浦瀬

菊池

関口


5人で

5人で


沈黙劇をやったあと、ウォーリー所感など
・演じることに関しての、人それぞれの考え方がある、それが端的に現れた。
・俳優は「何かしたがる病」がある。感染すると大変である。しかし、プロの俳優もこのウィルスと戦っている。吹越満さんのインタビュー「朝起きてからの5分間を再現する練習があるが、俳優はタイム感をうまく再現できない。正確な五分を表現できない。」
・先端の演技を見ていた。身体中心の演技と比較して考えると面白い。
・外から見た誰かを再現していた。何人かの人は、顔が変わって見えた。それは何だろう。きっと心の演技に関係するんじゃないか。「心の演技」
・お客さんのカメラアイの問題。
・5人でやった時、一人だけ浮いて見える人もいる。それは何か。
・演じるキャラクターの背景にある物語の量と観客に伝わっているものに差異はあるのか?
・キャラクターの背景物語は、演技をする上で必須なのか? ある方が良いのか。
・浦瀬「やろうと思ったキャラクターではないものをやってみた」
・模写をする上で、難しい対象者などはありえるのか?
・特別な人物 (例:指揮者)を模写するには、また違った能力が必要だろう

<好意ゲーム>
カードに参加者の名前が書いてある。その中から1枚カードを引く。そのカードに書かれた人に好意がある。ゲーム中できることは、歩く、止まる、座る。肉体的な接触は不可。

5分間やる。
それぞれ、誰に好かれていたのか、当てる。当たった場合は、抱き締め合うこと。

次の段階
カードを二倍にする。

日常的な所作で好意を伝えるのではなく、色々なパターンを試してみよう。
そうすることで、感じることが増える。体の動きをシンクロさせるなど。

3回目
カードを引くが、誰が誰を好きかを披露する。それを受けて、パフォーマンスとして成り立たせる打ち合わせをしても良い。

3回目のあと、ウォーリー演出が入ります。
<Aチーム>
緩急をもっとつけていこう。激しさを基調にやってみよう。

<Bチーム>
きっちりとしっとりと。ユニゾンをもっとユニゾンにする。気持ち少しゆっくり。
不思議な動きをもっといれて行く。非日常的な動きをいれて行く。

もう一度演出が
<Aチーム>
同じことしかしていない。好きである矢印がしっかりしているが、邪魔する方法がなさすぎる。好き嫌いの度合いをもっと作って、アイデアの引き出しを増やす。

<Bチーム>
動きがゆっくりだと顔が見られる。表情のルールを作ってください。
身体をもっといれる、身体に触れても良い。

<ウォーリーまとめ>
・Bチームは試していた。違いがはっきり認識できる。時間がない中で、Bチームぐらい変更しないと、時間がもったいない。有意義な時間の使い方。
・身体づくりをしましょう。それぞれの所作、どれも何もうまく行っていない。段取りの問題ではない。身体づくりができてから、作品の質が決まってくるんじゃないか。時間は無いが、身体をつくっていこう。
・出す能力はある。キャッチする能力、キャッチしてそれを返す能力を高めて行こう。そのあたりの発想を深めると、楽しくなるはずです。

<みんなの感想>
・Aチームもっと走れたんじゃないか。スピード感が欲しい。ノイズが欲しい。
・動きはできたが、表情ができなかった。
・ゆっくり動くのも汗が出るなあ。
・音楽の力がある!
・Bチームはもっと静かでも良かったのではないか。
・Aチームは、言葉がある世界を無言でやっている。だからこそ、物語をもっと見たい。
・Bチームは、もともと言葉のない世界、肉体的なビジュアル、体の問題が顕在化した。
・メリハリを作りたかったけれど、それができなかった。
・好意を感じた時、キャッチしたあとの反応ができないことに気づいた。
・Bチームが面白くなっていた気がした。好きな人、逃げる人、はっきりしていた。
・できることを考えるうちに、同じパターンになってしまった。
・呼吸をもっと考えたい。早かろうが遅かろうが、呼吸を合わせる必要性がある。
・前の3分芝居と今日の1分沈黙芝居と、演じる人によって、とても似ていた。
・手の動きが、表情豊かだった。
・演じている中で、加速できなかった。一気に加速する力。

<ラストの好意ゲーム>
もう一度だけゲームとしてやる。
みんなの感覚がどれだけ鋭敏になっているのか。
引いたカードの名前は言う。

<ラストゲームを終えて>
・全体を見る傾向がある人
・全体のムーブメントと距離感を於いて表現する
・カップル同士の対抗心、魅せる欲
・動きのパターンをもっと増やしたい
・好意をあまりにも無視されるとちょっと。。。
・好きな人を見失っていた、周りが見えなかった
・三角関係の、AとCでコミュニケーションとれていることがあった

ウォーリー所感
やっていて関係性が変わることが大事。変わらないのは、クローズな人である。
嫌いだった人が、好きになることだって、あり得るということ。
セリフのある劇を無言でやってみることだってある。今回のワークは、基本的にはドラマとも通底している。

パフォーマンスから感じる、受け答え。

FAQ
体を作るために何をしたらいいのか?
重心をつくること。腹筋、背筋、側筋を鍛える。