2012年7月16日月曜日

その場にいる人数が増えると、コミュニケーションの質はどのように変わるのか。そして指演劇

3回目ワークです。前回の宿題から出発して、最後に指演劇にたどり着きました。ウォーリークラスでは、演劇とは一体なんなのか?俳優とは?コミュニケーションとは?といった事から考える事からスタートとしています。

最初から既存の答えを一方的にお伝えするのではなく、みんなで答えを探してみる、答えが見つかる事が目的ではなく、色々な考え方がある事、それを発見する過程こそが重要。そんなワークが今のところ続いています。

evernoteにメモをとっています。そのメモを貼り付ける形で、どういったワークが行われているかお伝えします。毎回こういった形で報告するかどうかは、少し検討中ですが、少しでも興味を持って頂ければ幸いです。

最初にやったこと:リラックス、呼吸、柔軟体操、プリンに埋れる。その後は、身体の一部一部を意識する作業。

例)右足のつまさき、左足のつまさき、ふくらはぎ、もも、こし、背中、お腹、胸、首、頭の先、その後は顔のパーツ、口、ほっぺ、鼻、右目、左目、顔にシワをいれる。とにかくシワを。

  その後、身体をダラーンとして、ゆっくりと背骨をのせていく、立って行く。

その後は、二人一組、背骨をちょっとずつ触る、その事でちょっとずつ立てる。背骨をちょっとずつ。

  所感)一気に進めて行く、エクササイズを当たり前のものとして。その事で、参加者は、自分の身体と向き合う(俳優として)、自然に声が出てくる。

所感2)ペアーで組ませる事で、自然と話し声が生まれる? 作業自体が身体的に面白いという事があるかもしれない。

討論)なぜ脱力するべきなのか?  ウォーリー意見「再現性の問題。脱力ができていないと、再現不可能ではないのか?」

  課題「2人、3人の話し合いをよく見る、その報告」
  ・動物園、親子の三人組、子供がライオンが怖くて泣いている、両親はそんなに怖くない。
・3人で話していた、電車内、3人が2人:1人
・女子高生二人が話していて、彼氏は寝ている。
・6人グループ、同窓会をした人たち、50代、去り際でも話が続く状態。
・3人、電車乗っている、最初は2人組かと思った。女、男、男、ラガール無くした、大丈夫?
・2人組、居酒屋カップル2人
・四人、男2人、女2人ネット上で知り合い、初めて会う。
・女3人組、AとBは仲良し、AとCは仲良し、BとCは悪い。
・夫婦、カタパンチ、上の子供が母の言葉を真似る。



実演1分もの

*セリフはどうでもいい。
*リーダーが進めて行く。
*15分で創作

1 居酒屋カップル
2 電車の三人
3 同窓会の去り際

感想
・6人だと誰が何を言っているかわからない。しかし、面白い
・二人が一番キャッチボールしやすい?
・三人組の時、一人話していない人への意識がある、6人の時はそういった事がない。
・二人の芝居が話になっていない。若者言葉がわからない。これは、会話なのか。
・三人組、必ず一人が止まる事になっている? しゃべろうとするとそれを制する人がいる?
・二人の時の距離感で、観ている方は息がしやすい。三人組だと、1:2とわかれて、物理的な距離かどうかわからないが、均等な三人ではなく、女性二人の心の距離感、カップルの距離があったように感じた。
・三人組の一人外れた方に意識が集中した。だから、2人組の話が入ってこない。二人の会話が盛り上がりすぎて、聞かなくても良いと思った。
・2人組も三人組もいたたまれない。1:1のバランスがとれてないといけない。
・三人だと、一人が話さない方が見やすい。しかし、今日のは、先週とは違った。
・はし休み感?
・1:1の最小単位

ウォーリー黒板
・日常との比較
2人      
3人      
4人      
5人      
6人      

・視線が変わる。みるべき対象が増える。
・聞くべき話が増える。しかし、人数が増えれば聞くべきという部分がなくなる?
・6人になると世間を気にし出す? 一人外れた人に気をかける。集団の力が働き始める。4人までは集団の力を感じない。
・3と4の違い。2、3は話題が一つ。4人だと二つのグループが発生する、つまり違う話題が発生する。5人で一つの話題を話すのはレアではないか? 3人と4人の境があるのでは?
・人数が増えるにつれて、会話の内容以外への意識が増える。
・二人だと会話がなくても居心地が良い?
・人数がいる方がしんどい。
・40人の前で話す時の例え、その時は1人に対して話すように話すべき。そのように私はしている。
・視線が変わる。

ウォーリー所感
・6人のは面白かった。単純に。意外とみんなちゃんと頑張っていた。アイデアとして膨らみそう。

・先日のゲーム。シチュエーションいれるとつまらなくなった。そこで、シチュエーション抜きでゲームに戻した。2人組と三人組の発表は複雑だった。日常の何かをピックアップした割には、様々な要素が多いから、日常を切り取ったという事が発見しづらい。

  <別のゲーム>
日常の会話を観察。人柄、間合い、そういったものは複雑。そこをシンプルにしよう。喋らないでできる事を行う。

ひとまず、指で何かをやろう。

2人組で表現。
3人組で表現。

その後、2と3の違い。
・3人の方がストーリーを作りやすかった。
・二人より三人の方が、指の表現が広がるような気がする。
・三人組だと敵意の表現をみんなやっていた。それは、わかりやすさのため?
・そのわかりやすさを、芝居でやると嘘くさい気がする。


一度、指にやったものを普通に演じてみることは可能か?

最後にもう一度、観察したシチュエーションを指にで表現してみる。


人数が面白いと思った。そこで、二人芝居、三人芝居、四人芝居の違いを探そうとした。人数が増えれば触れるほど、社会性が触れると思った。今回は、街で観察したものをおこなった。結果、先週とは違う感じになった。5人以上があったので違う感じに点もある。演劇をつくる場合の、色々な要素。何かに特化するために、指の演劇をやってみた。数の影響をみようと思って。

1回目は、敵対関係が多かったので、最後にやった。指の表現が多様化した。そういうことだろう。いまのが、演劇だと思う。セリフを作って役を演じるだけが演劇ではない。もっといえば、色々なワークをして行く時に指だけで発表したって良いんです! 

結局ダンスを作ったり抽象化する? 戯曲を中心に考えた場合は、こういった事が起こる。セリフも無い、指だけ。ダンスの人は、一回抽象化して、つくりだす。身体の動き、エネルギーだけで表現する方法が沢山ある。抽象化のアイデアは、今後もやっていく予定です。

指演劇の感想
・話さない時の沈黙が無い。
・いろんな表現があるなぁ。
・今日はじめて、なんとなく楽しかった
・身体の部位を使えば、なんでもできる。
・複雑なこともやれたなぁと。
・やれば伝わるもんだなぁ、驚いた。

  来週の宿題
・芝居の感想文!!!
・ここまでをまとめたことをやります。

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