2012年7月9日月曜日

プレワークショップ開催

こちらのブログでは、7月9日から正式に始まる「アクターズラボ+ウォーリー木下」の様子をお伝えしていきます。

このクラスのために、説明会を事前に行っていました。その際には30名近い方がいらっしゃっていました。そして、今日が実際に講師であるウォーリー木下さんに出会い、講師自ら1年の大まかなプランを語り、実際に身体を動かし、そして個人面談を経て、7月9日から始まるクラスへの参加が可能かどうかを確認する日でした。

ウォーリーさんからは、今までやっていた方法ではなく、1年を使って、未検証な物事を少しずつ検証していきたい事が話されました。その流れのまま、「俳優とは?」という質問がなされ、参加者から以下の回答が出てきました。これがとっても面白いので、全部ここに書き記します。

<俳優とは???> 以下、参加者の回答。
・演じる人
・誰でもなれるけど、誰にもなれない (鑑賞に耐えうる)
・人に見られてなんぼ
・表現したいものがある
・演じることで何かを伝える
・楽器みたいな人
・表現の媒体に演劇を使っている
・ナルシスト
・自分だけど自分じゃない人間になれる
・登場するだけで期待できる
・無を有にする
・自分がはっきりわからない人(がやりがち)
・(わからない)
・数値化できない、くだらない仕事、何回やっても満足感が無い
・喜怒哀楽をいつでも自由に出したりできる人、その役にすぐにはまり込める


この質問のあとに、「俳優の条件、俳優の仕事でイメージする事は?」という質問がなされました。

<俳優の条件、仕事>
・人を惹きつける
・人の感情を動かす
・ストイック
・演技がうまい
・公私混同しない
・芝居が好き
・華がある
・セリフを覚える
・個性を活かす
・ギアチェンジがすっとできる
・人間観察
・想像力がある
・(わからない)
・上手い下手を超えた魅力があるかどうか
・相手の立場がわかる


ウォーリーさんから、「俳優を追求するとビジネス本のようになるのかなぁ?」という声。確かに、俳優業といった場合にイメージされる事が、まるでとても普遍的に素晴らしい人間についてイメージしているように聞こえて、これがとても面白く、とても新鮮。

この後、最も印象に残っている俳優、もしくは作品をそれぞれ挙げてもらいました。

<印象に残った俳優、作品>
・宮川サキ
・わが星
・山浦徹
・2008年のカルメン オペラ歌手
・鴻上尚史の芝居
・クロードレジの海のオードの俳優
・小林賢太郎
・坂口修一
・イッセー尾形
・感動したことが無い(別の転がり方があるだろうと)
・手塚とおる
・大滝秀治
・樹木希林
・小林薫
・芝居をみたことが無い。しかし、西田敏行が好き


この後は、実際に身体を動かすゲームを行いました。ワークショップでよく行われる「出会い」をモチーフにしたゲームです。そのゲームの途中から、「俳優としてイメージされたことばを意識して出会ってみよう」というニューゲームが行われました。俳優というイメージを伴って出会いを演じる時に、とても不思議な印象を参加者の皆様は得たようです。簡単にまとめてしまうと、ことばの上だけで「俳優のイメージ」を語り合う場合は、良い印象の言葉が多いのに対して、実際に「俳優のイメージ」に沿って演技をした場合に、それを行った皆さんの感想は否定的なものが多く、ぎこちなかった、意識しすぎ、などといった感想がたくさん出てきたのです。

そして次回から実際に、「アクターズラボ+ウォーリー木下」が始まります。総勢何名でのスタートなるのか。「俳優のイメージ」は、このクラスのなかで、今後どういった展開を見せるのでしょうか。ご期待下さい。

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