2013年5月8日水曜日

原作者、福永さん、スタッフの皆さまが来られました!!!


お久しぶりです。伊藤です。
関西に戻ってきました。ウォーリークラスの様子を報告します。

この日のワークは、舞台美術を作成していくことから始まりました。
小道具と衣装を吊り下げてきます。

まず小道具を出していきます。みんなの遊び道具です。
舞台上に紐を張り巡らせます。
ポイントポイントで服を吊ります。
ポイントポイントで服を吊っています。
たまに懐中電灯を使います

といった舞台です。
この日は、お昼に劇場の打合せもありました。舞台監督の若旦那さん、照明の根来さん、音響の近松さん、美術のさかいさんも劇場打ち合わせに来られまして、そのまま稽古場にも来られました。そして原作者である福永さんも稽古場に来られました!!!

ということで、舞台美術をひとまず仕上げた後、ウォーリーさんから台本Ver2がきたので、みんなで黙読しました。その後、全体の話をウォーリーさんから。

1.冒頭は、CTTの流れを組んだ話。
2.その流れでロミオとジュリエットが展開されます。
3.ABCDのREMIX

(上記は僕の僕用のメモです。)

いくつかのシーンを稽古していきました。

★8カウントのシーン
デハケのタイミングを取りながら、動線も決めて行きます。
挨拶は誰かをみつけて。関係性の構築。動線を作り上げる。
下手 菊ちゃん、YAKO、伝さん、浦瀬
上手 ようこ、がくりょう、てい、かなえ
ルール:挨拶は他者を探す。同じ人同士で挨拶を交わし合うことはダメ。
*映像を見て確認すること。

伊藤所感
*挨拶をかわす人間が明確化されないことについて
*手をあげる方法一つで、キャラクター化できる可能性があるかも。

俳優が自ら動きをつくり、自ら方法論を探して行く稽古場、これが呼吸らです。
見つけた原石を磨くような稽古。スピードは自在に変化する、これが呼吸らです。
何がどうなるのか、どうが何になるのか、まるでわからない世界。これが呼吸らです。

★病院の屋上というシーン
それぞれが自分の時間を過ごしている。

★アナグラムのシーン
星座から見た地球 呼吸ら
ざこちらみたらきゅうかせいきゅう



所感
・懐中電灯の大きさが違うことが面白い。
・服の後ろから、懐中電灯で服を照らす。

★小鳥シーン(浦瀬)
チュンチュン話す、麻雀用語を話すなど試す。

★ドロップ読み
*言葉の分断、だるまさんが転んだ
66pを読む

★伝さんの双眼鏡、何かを覗いている

★バーレッスンの模様 YOUTUBE有
http://www.youtube.com/watch?v=th2KKNAgmtM

最後には、福永さんとの一問一答座談会もありました。これが、創作のヒントがかなり隠されていたと思います。すごく楽しい一問一答でした。

考察などに関しては、また次回にします。ひとまず、この日は呼吸らの現状が色々と分かった日でした。稽古、大変そうですが、僕はわくわくています。

2013年5月2日木曜日

想像力の喚起

美術のプランも固まって来て、装置を使ってイロイロな「試し」が今日も行われました。
今回の作品は基になっている小説からして、想像力をつかうというか、喚起される感情、浮かび上がってくる光景が、観客それぞれの頭の中にそれぞれの物語として流れる、そんな詩的なものになりそうです。(あくまで私の予想ですが)
 以前このブログでも触れた、「呼吸ら」のテーマのように、音と言葉をつかった「遊び」は音の流れ、音の質、言葉の意味、その折り重なりなどが、いろいろなイメージを感じさせてくれます。今回の作品の見所の一つになりそうです。
いよいよ小道具や衣装も決めていく過程に入ってきました。完成に向けて創作の速度も加速しそうです。

2013年5月1日水曜日

【2013/4/29】8カウントに大苦戦

この日の稽古はまず宿題の発表から。


それぞれがつくってきたひとり芝居をひとりずつではなく、同時にやってみるというかたちで発表しました。(ウォーリーさんが早めに抜けるということもあり、今日の稽古は少し駆け足で進むようです)
http://youtu.be/VjNsgvEHqmE

この宿題を出したウォーリーさんの意図は大きく2つあったようです。
「何度か言ってきたことだけど、その登場人物が何者なのか、何をしているのかを説明したくはない。ただ、だからといって本当に何もしないというわけにはいかない。それが成立するバランスを考えたい」
「病院の屋上を舞台にしたいと思っている。そう見えるようにはどうしたらいいか考えてみているが、今の様子なら病院の屋上に見える気がした」

浦瀬さんに少し指示をして2回目。でんさんにも即興で入ってもらいます。
http://youtu.be/mKpfTgHCn0Y

次は先々週の水曜日にやった音楽に合わせての動きをおさらいします。
http://youtu.be/FIdNh3QVlFs

ウォーリーさんが抜けるまでの間、この8カウントでの動きを発展させていきました。

「どんな走り方でもいいので、走って袖のあいだを駆け抜けてください。きくちゃん、ていさん、でんさん、全員の順番で」
http://youtu.be/MGsoiQNeiXI

全員が出た後、8拍後に全員一斉に舞台に登場。先々週の動きにつなげていきます。
http://youtu.be/zeyBAzGWf_M

拍に合わせて細かく動線を決めていきます。
段取りをまとめると……
①ダッシュ(きく、てい、でん、全員の順)
②全員登場(かなえ&ていのみユニゾン)
③でんさんソロで変な動き
④きくちゃんリーダーで、菊池・浦瀬・かなえの3人で動く

ようこさん到着、おひさしぶりです!
http://youtu.be/rRkovOwSPUg

ようこさんも入ってブラッシュアップ。
http://youtu.be/oDcdWTqoIs0

最後にもう一度合わせてみます。なかなかいい感じです。
http://youtu.be/8hg3GuwmazE

少し時間が余ったのでモノローグを練習してみました。
「ここは、病院の屋上です」という一言を浦瀬さんが大きな声で言います。
がくりょう・ていさん・でんさん・かなえさんが「病院」の「び」に合わせて「B」と言います。
きくちゃん・ようこさん・ヤコさんは「です」の「で」に合わせて「D」と言います。
浦瀬さんとがくりょうがトレードしてみたり、変なイントネーションで言ってみたり、田舎の高校の選手宣誓?みたいに言ってみたり、いろいろと試してみました。

ここでウォーリーさんは別の仕事へ。
みなさんはそれぞれ自分でつくってきたテキストをもとにクリエイションの作業に移行。

紐とでんさんのポーズが何ともいい感じです
最後に発表して今日の稽古は終わりました。

さえ:http://youtu.be/m3lw_fJ1jUM
でん:http://youtu.be/S5LyTJd4Y0Q
うらせ:http://youtu.be/AtFXTBasOZs
ヤコ:http://youtu.be/xpTzwpIq3kI
てい:http://youtu.be/p-BJK-roDkA
がくりょう:http://youtu.be/bbG7umq0DrI
さち:http://youtu.be/Nu27chuiZEc
かなえ:http://youtu.be/wp3_DFhiCxA



2013年4月25日木曜日

【2013/4/24】底なしのイマジネーション

今回の稽古は展示室。
ウォーリーさんは他の仕事の都合で遅れるとのことで、とりあえずみんなで舞台を飾ります。


ウォーリーさんが来るまでに、まずは前回の課題その1を順番につくっていきます。

①がくりょう
58Pより『名前の紙』 http://youtu.be/P1Y5DlZblHs
「待合室にいるあいだに名前をたくさん考えた」というエピソード。
まずは横一列にならんで座った人たちが名前を書いた紙を隣のひとに渡していく。
つぎは紙をじっと見ながら渡していく。
今度は上下に蛇行させながら渡していく。
がくりょうはそれを後ろから追いかける。みんなはがくりょうに追いつかれないように、覗かれないように渡していく。
54Pより『本かくれんぼ』 http://youtu.be/oraEWk4zqoc
みんな本を持って舞台上に点在。
がくりょうを目で追うが、がくりょうが振り向いたら本に隠れる。

②うらせ
100Pより『バンザイ』 http://youtu.be/JGeKU30Ua6U
全員服を脱ぎかけた状態で乱立。その間をフラフラさまよう浦瀬さん(目が見えない)。

③かなえ
61Pより『図書館』 http://youtu.be/mR9GDoAq2vk
みんな原作本を持つ。点在する椅子の上に全員立つ。
イメージは「図書館で本を選んでいる場面」。椅子に立つ人びとは本棚役。高い位置で本を持つ。
それをかなえさんが跳びながら取ろうとする。
38Pより『脱走計画』 http://youtu.be/TMqrEZ9enQk
注射からの脱走計画。
みんなが動く木になり、逃げ回るかなえさんにいちいち集まってきて脱走を阻む。

④てい
61P『出席簿とカルテ』 http://youtu.be/sdalAOsCsaQ
転校を繰り返し、自分の名前が名簿をさまよっているうちにカルテを経由して墓に行き着くCのエピソードから着想。
舞台上で紙が行き来する様子をつくりたい。
紙を持ったでんさんが聞こえる程度のささやき声で名簿を読む(出席をとる)。
次に登場したひとがその紙をとる。そのときの紙の音を聞かせる。そのまま歩きながら同じように読む。
同じ要領で舞台上にどんどんひとが増えていき、紙は手から手に渡っていく。
最後にていが出てきて、みんないなくなり、ひとり残る。

⑤さえ
前髪を切ってしまったエピソードから着想。
舞台にみんな乱立。さえさんはその人たちのところをぐるぐるめぐる。
人びとは鏡として、自分の前に来たさえと同じ動きをする。
(はじめは前髪をいじる程度、少しずつ動きが大きくなっていく)
最後にさえさんが誰もいないところで髪をいじり始めたら、周りに集まってきて「髪のびろ!」という思いでさえさんの髪を引っ張るなどいじる。
108P『胎児』 http://youtu.be/Ym7NIg7DnAk
胎児のエピソードから着想。
洗濯紐をへその緒に見立て、さらにへその緒を糸電話に見立てる。
下手でさえさんが洗濯紐を持って横たわる(胎児になる)。
みんなは上手にいて、洗濯紐を通じてさえさんに呼びかけるなどアプローチする。
最後は「元気だよ」とさえさんが答えて終わる。

⑥でん
84P『名残りの階段』 http://youtu.be/v-fMqhClZ7M
Aの引越のエピソードを忠実に劇化(ちょっと課題を誤解していました)。
Aの通る階段を人間でやってみる。人間階段。
ちょっとあぶないので中断。みんなで考えてみます。
みんな横一列に高低をつけて並ぶ。手で階段の段をつくり、その前を通るでんさんに合わせて階段を踏む音を出す。
(階段のような鍵盤のような)
何度か往復し、最後に離れたところから「おーい」と呼びかける。
廊下に響く声として、みんなで「おーい」と答える。

⑦きく
58P『待合室』 http://youtu.be/OswfTfqWHkg
病院の待合室で名前を考える(頭の中の声が漏れている)エピソードから着想。
音楽に合わせて名前を言っていく。
8小節できくちゃんが「しーっ」と静まらせる。
音楽に合わせてみんな謝る。
今度は手元の新聞紙にクレヨンで名前を書く。それを破く。
くりかえす。

⑧ヤコ
71P『かくれんぼ』 http://youtu.be/gpaQWUH3hXU
父と娘のかくれんぼのエピソード。
みんな木になって舞台上に乱立。
観客を父として、ヤコさんは「隠れるから見ててね!」と観客に言って木々のあいだを隠れて回る。

⑨いまぎ
29P『コーヒー牛乳』 http://youtu.be/GrzgjPikcpY
コーヒー牛乳のシミから着想。
みんな舞台に乱立。舞台端でいまぎが転ぶ(持っていたコーヒー牛乳がこぼれて飛ぶ)。
みんなはその水滴となって飛び、そのまま舞台上でシミになる。
いまぎが「やばっ……」と言うと、みんな未確認生命体としていまぎを睨む。

稽古から約1時間後、ウォーリーさん到着。
さっそくお披露目すると「うん、いいんじゃないですか。どれも使えると思います」。

その後はいくつかのシーンをブラッシュアップしていきました。
以下、ウォーリーさんの指示の記録です。

「それぞれをもう少し強度のあるピースにしていきましょうか。じゃ、かなえさんの『図書館』からいきましょう」
「本棚の人たち、本が床と平行で直立になるように持ち方をそろえてもらっていい?」
「かなえさん、つま先立ちの状態を見せたいから、何度かつま先立ちになって手をのばす動作をしてからジャンプしてもらっていいですか」
「最初にがくりょうから本を取ってください。本を取ったら、取られたがくりょうは一度椅子に座ってかなえさんを見ましょうか。かなえさんはがくりょうと目が合ったらいまぎ君のところに行きましょう。で、がくりょうは浦瀬さんのところに取りに行ってみて」
「かなえさん、すごく静かな感じでできる?ほんとに図書館にいるときみたいに」
「今の動線でいいので、基本的に移動するときは本を読みながら歩いてもらっていい?あと、がくりょうは座らなくていいや。取られたらそのまま浦瀬さんのところに行ってください」
「かなえさんの芝居の話になっちゃうんだけど、普段は説明的に芝居をしてきたんだと思うのね。だから静かな印象がなかったんです。でも今やってるのは本を読むっていうことを課したので、すごく静かになったし、もっと静かになるとも思うんですね。以前いまぎ君も言っていたと思うんだけど、やっぱり説明せずにやったほうがいいと思うし、周りもやりやすくなったと思うんだよね。まあそういうわけで、今のシーン覚えておいてください」


「次、岩崎さんの『鏡』やりましょうか」
「始まりと終わりだけは分かりやすくしたいんですね。えっと、それじゃ岩崎さんがいまぎ君の前から去ったら、ていさんときくちゃんが同じ動きしてみてください」
「浦瀬さん、岩崎さんががくりょうの前からいなくなったら、客席側に鏡があると思って、女の子のつもりで髪の毛をいじってみてもらっていいですか。3秒ぐらいで終わっていいんで」
「岩崎さんはもっと髪の毛を切り過ぎた女の子を演じてもらっていいですよ。そっちが有機的になったほうが周りが無機的になりやすいだろうし」
「かなえさんの前でやる動き、固めてもらっていい?それをヤコさんとでんさんも同時にやってください」
「岩崎さん、それぞれのストップしてる姿勢からムーブメントにつなげていってもらえる?」
「えっと、移動中からムーブメントを始めてもらっていい?それで岩崎さんがでんさんの前に行ったあと、岩崎さんの移動に合わせてみんな少しずつ自分で身体をひねったり姿勢を変えたりしながら自分で動き始めて、最後に真ん中に集まるようにしてもらっていい?」


「今度はていさんの『名簿とカルテ』いきましょう」
「今のままだと名前が渡っているっていうのが分からないから、同じ名前をみんな言うようにしてみましょうか。ずっとぶつぶつ言いながら歩くんだけど、紙を持ったときにわりとはっきり言うようにするということで」
「さっきよかったのは手紙が大きくさまよってそこからテンポが良くなったところだったんで、あんまり同じところでぐるぐるしないで、広がっていくようにやってみてもらえる?」
「さっきのは奇跡的によかったんだねえ……(笑) みんな動画をまた観ておいてください」


【来週に向けて】
*来週はウォーリーさん早抜け。抜けた後は②をつくる作業を。
①先週と同じく。ポイントは「人びとの行き交うなかでじっとしている人」
②プロットを参照し、自分が演じる人間以外のものをピックアップして(紙に書くor事前にメールで送る)、ひとり芝居をつくってみる

みなさん、動画をぜひチェックしておいてくださいね!


【2013/4/22】今日もシーンづくり


どうも、森です。

チラシ制作も校正作業に入り、公演2ヶ月前にもかかわらず緊張感の高まる日々を過ごしております。

さて、いよいよウォーリーさんからプロットが配布されました。
内容や意図についての手短かな説明があったのち、原作の中でプロットに関わりのある部分を音読していくところから稽古が始まりました。
これはネタバレになるかもと思いつつ、読んだ箇所は以下のとおり。
音読したのち、それぞれ自分の読んだエピソードにタイトルをつけました。
(これ、原作者の福永さんをはじめ、『星座から見た地球』を読んだことのある人にとってはなかなか興味深いワークなんじゃないでしょうか)

10P
A:怪文書
B:ラヴレター
C:涙の理由
D:郵便屋

88P
A:たん生日

84P
A:引越
B:散髪
C:紙飛行機
D:だれがかいたの?

23P
D:問いかけ

29P
C:不思議なシミ
D:おさがり

118P
A:腕時計(バス停)
B:初デート
C:バスの降車ボタン
D:バスへのお願い

ひと通り出揃ったところで、今度はウォーリーさんがピックアップしたエピソードを2人1組になって約1分のシーンとしてつくってみます。
以下、ウォーリーさんからの指示です。

「日常の断片、状況とか状態とかそういうもの、もしくはテーマに対して演出的なアプローチを示してください。起承転結は全然なくていいし、ストーリーもなくていいです。服とか小道具が使えれば使ってみたりしてください。C.T.T.でやった連鎖の方法を引き伸ばした感じで、1分半くらいダラダラできるようにつくってください。1分やって、クロスフェード的に交代して……という具合に順番に発表してもらいます」

<グループ分け>
たん生日:きく、うらせ
バスへのお願い:かなえ、さえ
怪文書:でん、がくりょう
引越:いまぎ、ヤコ
おさがり:てい、さち





カメラを向けるとすかさず反応するていさん
(サボってるわけじゃないんですよ!あえて言うけど!)
記録動画はこちら→ http://youtu.be/Lv4H1zGFy6s

ウォーリー「今の、覚えといておいてください。多分使います。もっと他の人の動きを真似するとか、関わっていくとか、そういうのがあるといいですね」
「じゃ次は3人×3チーム+1人でやってみましょう」

不思議なシミ:うらせ、がくりょう、さえ
郵便屋:さち、かなえ
紙飛行機:ヤコ、てい、いまぎ
腕時計:きく、でん

記録動画はこちら→ http://youtu.be/vPgrqH_IDd4

<振り返り>
ウォーリー「さっちゃんとかなえさんのところは関係性が面白かった。ヤコさんたちの紙飛行機は紙つながりってことで面白かったし、何か使うと思います。これはどういう意図でつくったの?」
ヤコ「大きな紙飛行機に3人で旅をしている様子をやりたかったんです。全然ちがうものになっちゃったけど。みんな病院にいる子どもだから、空想のなかで旅をするっていう」
ウォーリー「おおお、なんか素敵やん!」
ヤコ「でもそれはできなかったから、3人が紙飛行機になって飛ぶっていうことになった。エッセンスとしては、紙飛行機に何かを乗せて飛ばしたかったし、わたしは自分が紙飛行機に乗りたかった」
ウォーリー「それなら病室から紙飛行機を飛ばしているひとが必要だったと思う。まあ、何にせよ使えると思います」
きく「うちは人間とバス停っていう組み合わせからスタートして、だんだん2人とも時計の針になっていきました」
ウォーリー「うんうん。最後のは?」
がくりょう「壁かモノにぶつかるとシミになるっていうのを身体でやってみました」
さえ「最初はそれをみんなでやって、それが徐々に個々の動きになっていくようにしてみたんです。最初はひとつの地球外生命体なんだけど、最後はそれが別々の個体になっていく…という感じで」
ウォーリー「別のシーンとかに発展しそうな感じはした?」
さえ「変な姿勢から展開するとかはできそう」
がくりょう「ひとにへばりついたりしたら面白いんじゃないかなと」
ウォーリー「あ、面白いじゃん。ちょっとやってみてよ。でんさん、ちょっと歩いてみてください」

というわけで、歩くでんさんにへばりつく謎の生き物およそ3匹。
いい感じでした。
(笑っていたら写真を撮りそこねてしまいました。すみません)

それでは以下、次回への課題です。
①今回やったことを広げてみて、自分対全員でのシーンを考えてくる。次の稽古の最初に振り渡しをします(持ち時間はひとり7分!)
②関係性、そのひとの立ち居振る舞いなど、人間観察をしてくる。町で見ていて何考えてるか分からないひと、気になるひとを見つけて発表する。

次回は水曜日。みなさん、課題の発表楽しみにしています!

2013年4月19日金曜日

呼吸らのテーマ?

C.T.T.という会で試作品を上演して以来、久々にウォーリー木下さんのクラスにお邪魔しました。
 現在も変わらず、ピーター・ブルックの創作現場のように(言い過ぎか?)道具やアイデアを持ち寄って、大の大人達が子どものように自由な発想で「遊ぶ」創作が今日も行われました。
物干ロープのような仮舞台装置を稽古場にしつらえて、持ち寄った服や小道具をつかってアイデア出しが行われます。どんどん思いつきを出してゆくと、ぽつぽつと面白いパフォーマンスが出てきます。それをみんなでやってみたり、アレンジしたり・・・。
作品の芽がいくつも生まれてくるようです。

稽古の最後には「呼吸らのテーマ」と呼ばれていた、合唱?呼吸で奏でる音楽?も前回続いて行われました。バリ島のケチャの合唱のように、口や拍手などからだから発する音を重ねて、音楽のように演奏する試みです。もちろんこれが本番で使われるかどうか、お見せ出来るレベルに仕上がるかどうかもわからないのですが、メンバーは極めて真剣に、かつ前向きに取り組みます。まだ二回めの練習にも関わらず、聞いている私には、あるイメージが喚起されました。すごい!

メンバーの発想やイメージの膨らませ方が確実に豊かになっている印象を受けました。変化や意外性に富んでいて、「何が起こるんだろう?」という興味がわくのです。どのような作品なるのかはまだ良くわかりませんが、少なくとも刺激的な(飽きさせない)作品に仕上がる予感がします。

稽古動画はこちら
☟
http://youtu.be/dkd0hA4I0dY

2013年4月16日火曜日

【2013/4/15】着替え、からだの見え方、動き方


どうも、森です。
今週も稽古場の様子をご報告します。

〜まずは先週の課題「からだの状態や音に関するアイディア」の発表からスタート〜

てい(お休みのためメールで提出)
からだ:他の誰かに体を操ってもらう・他の誰かと体の一部をくっつけて動く(ヒトとヒト以外のシーンをつくるのに使えるのでは?)

岳良
音:小銭の音、小銭を落とす音
からだ:影を演じる・影が動く

きく
音:本をパタパタさせる音(先週とはちがう使い方もあるのでは)、洗濯バサミではさんで引っ張ったときに出す「痛い!」という声や動きからダンスをつくれないか
からだ:洗濯物のうごき、小さなものを大きく見せるには?、背伸びの動き(万歳とか着替えの途中)、片手がきかない状態、不完全な真似・模倣

岩崎
音:せまいところから「元気だよ」などの声が聞こえる
からだ:胎児(窮屈なところでの振る舞い)、家から出る動き→一方向の動きの反復

浦瀬
音:56Pにある「どしんどしん」という音が聞こえる描写

ヤコ
からだ:繰り返し出てくる同じような動きをピックアップしようと思ったがそんなものはなかった→自分の印象に残った動きを探してみたら、いろんな走り方が気になった、服関係がたくさん出てきたのでそこから何かできないか

かなえ
音:雨の音、紙を破く音、コーヒー牛乳が飛び出す音
その他:舞台照明とは別に、反射した光でつくられる水玉模様などをイメージ
ゼミっぽい!
〜今週もクリエイション。「着替え」をテーマにつくってみます〜

まず脱ごうとした服で目の前がふさがれた状態になってみて、そこからの動きを探っていきます。
歩きながらその状態になれるか試したり、服を脱ぎながら「だるまさんがころんだ」をしてみたりするうちに、思わぬポーズが出てきたり、脱ぎ捨てられた服が床を散らかしていく様子が面白かったり、いろいろな発見がありました。

そこから今度は「着替えダンス」をつくってみることに。
2〜3人ずつに分かれてグループワークをしていきます。


うーん、どこもかしこもヘンテコなことに…

ウォーリー「服面白いですね。次の稽古ではいろいろ服を持ってきてください。で、やりたいことのイメージなんですが、岳良とかなえさんのが近いかもしれないんですけど、人物が入れ替わり立ち替わりする光景、つまりみんなで着替えごっこするみたいなシーン。ふたりで袖通したりするのも見え方として面白かったし、使えるかなと思った。着せられるきくちゃんの様子も、着せられているときにピョンピョン跳んだりするの面白かったし、1人が5人がかりで着せられているとか、やり方はいろいろ考えられるなあと思った。岩崎さんたちのは、足を袖に通したりいろんな着方が動きとして展開されていて面白かった。とにかく次の稽古はまた服でいろいろやってみましょう」

〜休憩をはさんで、次のクリエイションへ。テーマは「からだの状態が観客にどんな印象を与え、それがどんなイメージにつながっていくか」〜

みんなランダムに椅子に座り、まずは自分なりに「不安定な座り方」を探る作業から。
ウォーリーさんからのオーダーは「できるだけ力を抜いて、バランスで座る。やりすぎず、軸がはっきりしないような状態を見つける」。

そこから次は「不安定な寝返り」へ。

さらに「胎児」という課題で、みんな椅子のなかに入ってみます。
がんばって椅子におさまる呼吸ら。むしろ椅子ら。
そこから心臓の音をイメージして椅子を動かしてみたり、ひっくり返って手足で椅子を持ち上げながら動かしてみたり。
「これ、なんかおもしろーい」と楽しそうなウォーリーさん。一方の椅子らはかなり辛そうでした。


〜次のクリエイションは半々に分かれてグループワーク〜

課題はそれぞれ「せのび」(岳良、きくちゃん、浦瀬さん)と「どこかから出ていく一方向の動き」(でんさん、ヤコさん、かなえさん、さえさん)。

「せのび」チームに対するウォーリーさんの指示は、せのびから始まる「からだの連想ゲーム」。せのびから発展する姿勢や動きのパターンを探ります。


「一方向の動き」チームには「進もうとする人を止めたり、方向を変えさせたりしながら、集団の動きをつくってみて」と指示。とりあえず4人がスクエアに立つところからスタートして、全体のバランスを気にしつつ、動線とスイッチングのやり方を考えていきます。

「一方向の動き」チーム:http://youtu.be/YwgcyUBBhrQ
「せのび」チーム:http://youtu.be/PxbR_bMbSxE

ウォーリー「最初のチームのは衣装とか鞄とかいろいろ使って面白くできそうな気はするんですけど、からだのコントロールがしっかりできれば、10人ぐらいでやってみて面白くできそうな気がする。観てた人たちはどうだった?」
岳良「きちんとルールをつくって合わせられれば。止め方も複雑化したらもっと面白かった」
きく「動線が単純だった(スクエア)から、もっと複雑にしたらよかったのでは」
浦瀬「一方通行というのが出たらおもしろかった」
ウォーリー「今のは無機質に無感情的に歩いていたけど、歩き方にももっと工夫の余地がある気がする」
全体的に「もっとバリエーションがつくれたら」という感想が出ました。

ウォーリー「せのびチームはもっと会話とか感情のやりとりがあったら面白くなった気がする。今回は演出の大きなキーワードとして「連想」「連鎖」があって、ひとつの言葉からどんどんいろんなところに展開していくようにやっていきたい。それが集団の動きとしてシーンにできたら、観ている側としても爽快だと思うし、結構いいんじゃないかなと思っています。そんなわけで、せのびからもっとちがう動きに連想されていったら面白いなあと思いました」


〜残り15分のところで「呼吸らのテーマをつくりたい」とウォーリーさんが言い出しました〜

C.T.T.上演でもつかった「呼吸音」に可能性を感じているというウォーリーさん。
試しに呼吸音でリズムパターンをつくり、みんなでセッション。
なんとか「いい感じ」になることを目指し、小銭の音と重ねてみるなど試行錯誤を繰り返します。
ウォーリーさんがいろんな声・音の出し方をそれぞれに指示、セッションしていきます。

録音して聴いてみました

今回はここでタイムアップ。
次回も「着替え」「一方向の動き」「呼吸音」をテーマにシーンづくりをしていきます。

最後にメンバーへのご連絡。
今週からは週2回の稽古となるため、次回は明日です。

季節の変わり目ですから体調崩さないようにお気をつけてくださいねー。